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【阪神JF】メイケイエールは“つよかわ”武英調教師「今回は群を抜く中間の調整」/トレセン発秘話

  • 2020年12月09日(水) 18時29分
 SNS上で「かわいい」と大人気のソダシに勝手にジェラシーを感じている。もちろん、記者が「かわいい」と言われたいわけではない。同じ“白毛一族”(=母系に白毛馬シラユキヒメ)の血を引くメイケイエールにも注目していただきたいのである。

「ウチのは白くはないですけど、白毛一族らしい品があって女優さんみたい。歩き方、馬房での立ち居振る舞い、草を食べるしぐさひとつ取っても上品なんですよ」

 笑顔でこう話すのはメイケイエールを管理する武英調教師。道中の折り合いを欠きながらも力でライバルをねじ伏せる。そんなレースで見せる荒々しいイメージとは対照的に、普段の姿はとても扱いやすいお利口さんなのだそうだ。

「いわゆるツンデレってやつですかね。レースでもかかってムキになっているというよりは、真面目過ぎるがゆえに、グーッと行っている感じなんですよ」

 そう、競馬で見せる前進気勢あふれる走りは、“前の馬を抜かさなければ”という彼女の生真面目な性格の表れ。人間の世界でも普段はおとなしいのに、仕事となると人が変わったようにバリバリ働く。そんな女性が周りにいるのでは?ドラマで例えるなら、NHKの朝ドラ「エール」で二階堂ふみさんが演じた音のようなキャラクターだろうか。

 個人的には、仮に折り合いを欠いても勝てるのではないかと、底知れないポテンシャルに期待しているが、陣営の視点に立てば“競馬はそう甘くはない”が本音だろう。ゆえに、折り合いの改善に向けて中間も様々な工夫を行っている。

「普段から前にパートナーを置いて慣れさせたり、いろんなコースで乗るようにしてもらっています。この中間からクロス鼻革を着けて、ハミもダブルジョイントからシングルのもの(水勒ハミ)に。以前は抑えると頭を上げるようなところがありましたが、今は高い位置で我慢ができるようになっています」とは担当の吉田助手。

 よくトレセン関係者は折り合いを欠いた状態を例えて、アクセルとブレーキを同時に踏みながら車を運転しているようなものだという。それほどロスの多い競馬ですでに重賞を2つも勝っている馬がスムーズに運べたとしたら…。一体どんなパフォーマンスを見せるのか、楽しみで仕方ない。

 状態面に関しても「ここ3戦ともいいパフォーマンスを見せてくれていますが、中間の調整という意味では今回が群を抜いています」と武英調教師。これならソダシとの“白毛一族対決”が、さらに白熱することは間違いなかろう。

 同じ「シラユキヒメ一族」のメイケイエールの懸命で“つよかわ”な走りにも、ぜひ声援を送っていただきたい。

(栗東の馼王野郎・西谷哲生)

東京スポーツ

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