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【全日本2歳優駿注目馬情報】無傷3連勝の勢いそのままにデュアリストが2歳ダート王者に輝くか!?

  • 2020年12月09日(水) 18時00分
 12月16日(水)にダートの2歳チャンピオンを決する、全日本2歳優駿川崎競馬場で行われる。2017年からは「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の対象となっており、2018年には国際競走にも指定されている。

 2019年は川崎所属のヴァケーションが勝利し、2013年に道営所属ハッピースプリントが勝利して以来6年ぶりの地方所属馬のVとなった。

 今年の出走メンバーをみていこう。

 まずは兵庫ジュニアグランプリを制したデュアリスト。デビュー戦を人気に応えて勝利すると、ヤマボウシ賞では2歳レコードで堂々のV。兵庫ジュニアグランプリでも持ち前のスピードを活かしてハナに立つとそのまま逃げ切り、無傷の3連勝で初のタイトルを獲得。勢い十分でダート界の2歳頂上決戦の舞台へ挑む。

 タイセイアゲインは新馬戦で2着馬を1秒以上突き放して圧勝。続くプラタナス賞では直線半ばで抜け出し先頭に立つと、後方から脚を伸ばしてきた2着馬を振り切って勝利した。JBC2歳優駿では1番人気の支持を集めたものの見せ場なく13着に敗れたが、今回はナイターも2度目だし実績のある左回りに戻って巻き返しも。

 新馬戦では1番人気に推されるもスタートで出遅れて後方からの競馬になってしまい、その後の3戦は2着続きで未勝利を脱するのに5戦を要したバクシンだが、その後挑んだオキザリス賞では中団からレースを進めると直線で末脚を伸ばし人気に応えて連勝した。力を付けてきている印象で重賞の舞台でも好勝負可能だ。

 ルーチェドーロはコースレコードで新馬戦を勝利すると、函館2歳Sではクビ差の2着となった。初めて地方競馬への出走となったJBC2歳優駿では10着に敗れ、兵庫ジュニアグランプリでも馬券圏内には届かなかったが、新馬戦の走りから素質は高く見限るのは早計。

 これまではJRA勢から4頭を挙げたが、過去5年をみてもJRA勢が1〜3着を独占したのは2018年だけで地方所属馬にもチャンスはある。

 地方馬の代表格は記念すべき第1回JBC2歳優駿を6番人気で制したラッキードリーム。中団からレースを進め直線では前にいた馬たちを抜き去ると、迫りくるトランセンデンスの猛追を振り切って勝利を果たした。栄冠賞を除くとダートでは無敗で、JRA勢相手に勝った実績から期待十分。

 南関東所属のアランバローズはデビューから4連勝中で重賞も2連勝中。今回は全国から有力馬が集い相手は強化されるも、まだ底を見せていないだけに軽視はできない。前走のハイセイコー記念で番手からの競馬ができたことも大きな収穫だ。

(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)

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