12日、中京10Rで行われた
犬山特別(3歳上2勝・ダ1900m・16頭)は、好位の内でレースを進めた
C.ルメール騎手騎乗の1番人気
アメリカンシード(牡3、栗東・
藤岡健一厩舎)が、直線で前があくと楽な手応えで抜け出し、後方から追い込んだ5番人気
ブルーコンパクタ(牡4、栗東・
大橋勇樹厩舎)に5馬身差をつけての完勝を収めた。勝ちタイムは1分58秒7(良)。
アメリカンシードは
父Tapit、
母Sweet Talker、母の
父Stormin Feverという血統の米国産馬。
阪神芝1800mで行われた2歳新馬戦でデビュー勝ち。6戦目までは芝のレースを使われ、
若葉S(リステッド)3着などの戦績を残す。初ダートの前走、3歳上1勝クラス(京都ダ1800m)で7馬身差の圧勝を収め、ダート2戦目の今回も連勝を果たした。
馬主の吉澤ホールディングスは昨年の
マスターフェンサーに続き、
犬山特別連覇となった(
マスターフェンサー勝利時の馬主名義は吉澤克己氏)。
アメリカンシードの単勝オッズは1.2倍。2勝クラス(1000万下)で単勝1.2倍以下となったのは、今年の
彦星賞の
ダンシングプリンス以来。過去10年では4頭目。