朝日杯フューチュリティステークスのポイントとなるのが
「前哨戦とのペースの違い」です。
2歳王者を決めるG1ということもあり、ペースが速くなることが特徴。そのため前哨戦でスローからの瞬発力勝負で好走も、本番で凡走してしまうことがあります。
下記が阪神開催となった2014年以降の
朝日杯FSと主な前哨戦の前半3Fの比較です。
朝日杯FS 前半3F平均34.9秒
サウジアラビアRC 前半3F平均 35.3秒※
京王杯2歳S 前半3F平均 36.0秒
デイリー杯2歳S 前半3F平均 36.0秒
※
サウジアラビアRCはG3昇格後の4年が対象
このように朝日杯フューチュリティステークスは前哨戦に比べて、前半3Fのペースが速くなることが特徴です。
そして、比較的、
朝日杯FSと似たペースで展開することが多い
サウジアラビアRCは本番との相関性が高く、ここ4年で2頭の勝ち馬(
ダノンプレミアム・
サリオス)を輩出している「好相性の
ステップレース」と言えます。
今回、
サウジアラビアRC・
京王杯2歳S・デイリー杯2歳など、前哨戦1着で本番を迎える馬が多く、その中で取捨選択をする場合、【朝日杯フューチュリティに似たペースを経験していること】、つまりG1のペースにも対応できるようなスピードが重要となります。
加えて、1400mにも対応できるようなスピードだけでなく、当然、マイルに対応できる距離適性も重要になります。そこで今回は馬体面で朝日杯フューチュリティステークスのペースと距離に対応できる5頭をピックアップしました。ぜひ皆さんの予想の参考にしてください。