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【朝日杯FS コース解説】長い直線+急坂で差せる馬が強く、紛れの少ないコース

  • 2020年12月18日(金) 15時55分
 20日に行われる朝日杯フューチュリティステークス(2歳・牡牝・GI)の舞台となる阪神芝1600m外。このコースについて解説していく。

 朝日杯FSは2013年まで中山芝1600mで施行されていたが、2014年より阪神芝1600m外へと舞台を移し、今年で7回目を迎える。

 阪神芝コースは内回りと外回りがあるが、朝日杯FSは外回りを使用。阪神芝外回りコースの一周距離は2089mで、これは右回りでは最も大きな競馬場だ。直線距離は473.6mで、ゴール前には高低差1.9mの急坂が待ち構えている。

 阪神芝1600m外は向正面からのスタート。444m走って3コーナーへ突入する。4コーナー手前からゆっくりと下っていき、残り200m地点から急坂となっている。急坂を有する長い直線コースということで、しっかり差せる馬が優勢。直近6年の朝日杯FSでも上がり最速馬が3-1-1-1、上がり2位が2-3-0-6と結果を残している。

 中山開催の08年〜13年は単勝回収率71%、複勝回収率52%、そして阪神開催となった14年〜19年は単勝回収率33%、複勝回収率80%。この数字は、紛れの少ない阪神コースに替わり、人気馬がしっかりと勝ち切っている一方で、複穴の台頭は増えていることを示している。実際に6年間で4回10番人気以下の伏兵が馬券絡みを果たしており、昨年も14番人気のグランレイが3着に突っ込んできている。

 朝日杯FSは6回阪神の6日目。6回阪神は前半2日間がAコース、後半6日間がBコースでの施行。したがって朝日杯FSはBコース替わり4日目ということになる。Bコースに替わった先週も高速傾向は継続。連続開催の終盤に入ったが、引き続き芝の状態は良く、内を通った馬の健闘が目立っている。外から差し馬が間に合うレースではあるが、馬場傾向的には内・前の粘りこみにも注意を払いたい。

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