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【有馬記念予想】 たった5つの条件で4頭まで絞れた!? 今年の有馬記念の行方を早々と消去法で占う!/JRAレース展望

  • 2020年12月21日(月) 22時31分
 ジャパンCで日本中を興奮させたアーモンドアイコントレイルデアリングタクトが不在ということでメンバーレベルが心配された今年の有馬記念だが、蓋を開けてみれば8頭のGI馬を含む個性豊かな23頭が登録。かなり面白いレースが期待できそうだ。

 ただバラエティ豊かということは、裏を返せば絞るのが難しいということ。馬券的には、なかなか難解な一戦という印象だ。そこで競馬予想で最も大切なファクターのひとつ、コース適性、能力をベースにした消去法で好走馬を絞り込んでいくことにする。近5年の有馬記念のデータをもとに、さっそく始めてみよう。

 じつは、有馬記念の傾向は2014年以降とその前とでガラリと変わっているのをご存知だろうか。同年に行われた馬場の改修工事がその要因で、2013年までは3角、4角で2ケタ番手にいた馬でもバンバン馬券に絡んでいたのだが、2014年からは圧倒的に先行馬に有利なレースとなっているのだ。そこで、まずひとつめの条件がこれ。

1.前々走、前走ともに4角通過順位が6番手以下だった馬は消し(海外のレースは除く)

 2015年以降の近5年で3着以内に好走した延べ15頭のうち、近2走の4角通過順位が6番手以下だったのは17年2着クイーンズリング、18年1着ブラストワンピース、19年3着ワールドプレミアというわずか3頭のみ。今年の登録馬のなかでこの条件で消えるのは、フィエールマンブラックホールペルシアンナイトワールドプレミアの4頭。

 続いては、中山競馬場での好走実績。中央4場のなかで最も小さく、コース形態も特殊な中山競馬場だけに、好走実績はチェックしておきたいところだ。

2.中山競馬場での好走(3着以内)実績がない馬は消し

 2015年以降、中山競馬場での好走実績がないのにも関わらず有馬記念で3着以内に走ったのは、15年2着サウンズオブアース(15年日経賞4着の1走のみ)、17年3着シュヴァルグラン(15年有馬記念6着の1走のみ)、18年1着ブラストワンピース(中山初出走)、19年1着リスグラシュー(中山初出走)、19年3着ワールドプレミア(中山初出走)の5頭。過去に該当した5頭中3頭は、有馬記念が中山初出走というケース。これは救済してもいいだろう。それを踏まえてこの条件で消えるのは、キセキディープボンドの2頭。

 続いては、臨戦課程におけるレースレベルと各馬の調子。格の高いGIレース、コンディション維持が難しい暮れのレースということを考えると、前走もそれなりの格のレースを使い、なおかつ善戦していることが望ましい。そこで前走を重賞で、しかも5着以内に走っていることを条件とする。

3.前走で重賞以外を走った馬、そして重賞でも6着以下だった馬は消し

 近5年、この条件にも関わらず有馬記念で好走したのは17年2着クイーンズリングと19年2着サートゥルナーリアのわずか2頭。この条件で消えるのは、アールスタークレッシェンドラヴトーラスジェミニバビットブラストワンピースミッキースワローユーキャンスマイルの7頭。

 有馬記念は2500mという長丁場だけに、距離実績でもフィルターにかけておきたい。最低でも2200mで、しかもある程度のレースレベルを担保される重賞で好走した実績はほしいところ。

4.2200m以上の重賞で連対経験のない馬は消し

 この条件にもかかわらず有馬記念で好走したのは、18年に勝ったブラストワンピースのみ。今年の出走馬のなかで消えるのは、サンアップルトンの1頭だ。

 そして、最後に馬の能力。GIで3着以内に好走したことがない馬をオミットする。さらに牝馬の場合は、過去5年で有馬記念を好走したのはリスグラシュークイーンズリングの2頭のみ、過去10年まで遡ってもジェンティルドンナブエナビスタを加えた4頭のみと、苦戦を強いられている。よって、牝馬限定GIの好走はノーカウントとする(クイーンズリング以外は牡馬混合GIの好走実績あり)。

5.牡馬混合GIで3着以内の実績がない馬は消し

 この条件を覆して有馬記念を好走したのは、17年2着のクイーンズリングと18年の勝ち馬ブラストワンピースの2頭。ここまで残った馬のなかでこの条件に該当するのは、オセアグレイトオーソリティサラキアラヴズオンリーユーラストドラフトの5頭。

 以上、ここまでの5つのフィルターを通して残ったのは、カレンブーケドールクロノジェネシスモズベッロラッキーライラックという4頭。果たして、その結末やいかに?
(※該当馬のなかには、12月20日時点での除外対象馬も含まれています)

現在、有馬記念予想特集ページを公開中! 2020年のGIはとにかく1番人気が強いという印象でしたが、調べてみると意外な発見が…! 以下よりぜひご覧ください。

1番人気がめっぽう強い今秋のGI戦線。波乱傾向の強い有馬記念も、1番人気が勝利するのか? 暮れの大一番をプロ予想家だけでなく、競馬好きの芸能人が大胆予想! 今年の締めくくりは『ウマい馬券』で楽しもう!

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