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【浦和・ゴールドC】ブルドッグボスが有終の美、御神本訓史騎手「ずっとありがとうと言いながら」

  • 2020年12月24日(木) 12時37分
 23日、浦和競馬場で行われた第58回ゴールドC(3歳上・重賞・ダ1400m・1着賞金2100万円)は、好位でレースを進めた御神本訓史騎手騎乗の1番人気ブルドッグボス(牡8、浦和・小久保智厩舎)が徐々に位置を押し上げて第4コーナーで抜け出し、後方から追い上げてきた3番人気グレンツェント(牡7、大井・藤田輝信厩舎)に4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分26秒1(良)。

御神本訓史騎手
「種牡馬になると聞いてさみしい気持ちもあったんですが、最後の6戦くらいはコンビを組ませて頂いたので、いい花道を作ってあげたいなと思って、自分もしっかり準備して臨みました。

 (ウイニングランは)本当はしたくなかったんですが、主催者から頼まれたので(笑)。本当はボスには早く帰ってもらいたいという気持ちだったんですけど、応援して下さったファンの皆さんに最後の姿をお見せしようと思って(ウイニングランを)やりました。

 (+21kgは)正直不安はありました。装鞍の時に『ちょっとふっくらしてるんですか?』と話をしたら、先生は『でも、馬は出来てるから』と言ったので、その言葉を信じて。で、返し馬に乗ったら、これなら大丈夫かなと。あとは、JBCのように出遅れなければと思って、慎重にスタートを切れればなと思っていました。

 本当にここ何走かでは一番いいスタートを切ってくれたので、前走のJBCが本当に悔やまれるんですけど、自分と厩舎サイドで反省と改善をしながら騎乗して、馬も作って頂いて、スタートは上手くいきましたね。

 正直、今のダート短距離界では、JRAの馬を含め、ノブワイルドをあそこ(4コーナー手前)で交わせる馬はいないと思います。それくらいの馬です。

 今日も素晴らしい仕上げのお陰で何の不安もなく、余裕を持って騎乗できたことが大きかったですが、何より、脚に不安を抱えているボスが、最後のレースでしっかり結果を出して花道を飾ってくれたというのは、ボスの精神力のたまものだと思います。昨年のJBCはじめいい経験と思い出をもらって感謝しかなかったので、ずっとありがとうと言いながらウイニングランをしました。

 ボスの子で南関で大きいレースが勝てるよう、一生懸命に頑張っていきます」

小久保智調教師】
「(ラストランでしたが)楽しそうに走ってましたね。仕上げはいつも通りでいい感じでした。普段と変わらずにいけば、結果は自ずと付いてくるという感じでやっていました。

 JBCであそこまで仕上げたので、そこまで仕上げるというわけにも行かず、まあでも、動ける状態にはあったので、何の心配もしていなかったです。

 (一番心に残っていることは)上手くできなかったかなと。だいぶ(馬に)苦労させてしまったかなと。

 (ブルドックボスの一番の魅力は)恐ろしいほどの気迫ですかね。

 予定通り来春から種馬(レックススタッドにて繋養)になってくれるということなので喜ばしいことと思っています。是非子供たちにも携わってみたいですね。

 非常に厳しい世の中で、気をつけなければいけない中で、こういう風に競馬をさせてもらっていて、僕らも精一杯頑張りたいと思うので、楽しんでもらえたらと思っています」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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