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【地方競馬】ブルドッグボス引退、種牡馬入り! 小久保調教師「子供たちにもぜひ携わってみたいです」

  • 2020年12月24日(木) 13時33分
 浦和所属馬初となる、2019年のJBCスプリント(浦和)優勝と、NARグランプリ2019年度代表馬を獲得した、ブルドッグボス(浦和・小久保智厩舎)。

 ラストランとなった12月23日のゴールドカップ(浦和・1400m)は、御神本訓史騎手を背に、21キロ増も苦にせず圧巻の強さを見せ、1番人気に応え有終の美を飾った。

 ブルドッグボスは、2014年10月に中央競馬からデビューすると7勝を挙げ、2017年7月からは南関東競馬の仲間入り。その年のクラスターカップで念願の重賞初制覇を飾ると、ダートグレード競走を中心に活躍が続いた。

 現役生活の中で1年ほどの休養期間は、重度の屈腱炎を発症してのもの。そこから完全復活を遂げ、昨年のJBCスプリントでの勝利だった。

「浦和に来た時から、『自分がボスだ』っていうオーラを出して調教で走っていたところは、最後まで変わりませんでした」と、調教パートナーの橋本直哉騎手

 ラストランで駆け抜けた貫禄たっぷりな姿は、まさに『ボス』。コロナ禍で、場内は大きな声が出せない分、最後の直線を先頭で迎えた際には拍手が早々鳴り始め、後続を突き放していくと、さらに大きな温かい拍手に包まれた。

「(21キロ増で)正直不安もありました。装鞍の時に、『ちょっとふっくらしたんですか?』と先生に聞いたら、『馬はできているから』と言っていたので、その言葉を信じて、返し馬で乗ったらこれなら大丈夫だなと。

 ボスも頑張ってくれて、スタッフさんも本当にすばらしい仕上げで送り出してくれたお蔭で、何の不安もなく、スタートから直線まで余裕を持って騎乗ができました。

 昨年のJBCをはじめ、いい経験といい思い出を作ってもらって、本当に感謝しかなかったので、ウイニングランの間はずっと『ありがとう』と言いながら乗っていました」(御神本騎手)

 地方競馬史に名を刻んだブルドッグボス。来春から種牡馬として第二の生活が始まり、早ければ2024年にブルドッグボス産駒がデビューする(繋養先はレックススタッド予定)。今度は父ブルドッグボスとして、楽しみは尽きない。

【小久保調教師】

「一番印象に残っているのは、2年前のかきつばた記念(5着)です。レースを走り終えて引き返してくる時、負けてしょげたボスの姿を見て、ちょっとショックを受けました。

 能力のある仔なのに、人の手によって、かわいそうな思いをさせてしまったなぁと。ボスはそういうことをちゃんと訴えてくれる仔で、どの馬もそうですが、そういう気持ちをちゃんと汲める調教師にならなければいけないと思いました。

 ボスは本当に気持ちの強い仔で、肉体的にはもちろん気迫も他の馬とは全く違いました。ボスには、うれしかったこと、悔しかったこと、いろんなことを教えてもらいました。最後のゴールドカップは楽しそうに走っていましたね。種牡馬になることは喜ばしいことですし、子供たちにもぜひ携わってみたいです」

ブルドッグボス
8歳牡馬
馬主 HimRockRacingHD(株)様
生産 鮫川啓一様(浦河)
父ダイワメジャー母リファールカンヌ、母父デインヒル
浦和・小久保智厩舎

(取材・文:高橋華代子)

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