「
ホープフルS・G1」(26日、中山)
6日の中山新馬戦を後方から鋭い末脚を発揮して勝利し、G1の大舞台へ駒を進めてきた
アオイショー。勝てばデビュー最速となる21日でのG1制覇となる。中舘師が携わってきた馬の中で「一番」と胸を張る好素材。期待に応えてタイトルをつかみ取りたい。
アッと言う間に頂点へ駆け上がるか。6日の中山新馬戦を勝ち上がった
アオイショーが、G1の舞台に登場する。レース当日はデビューから21日目。これまでのデビュー最短G1制覇は98年阪神3歳牝馬S(現・
阪神JF)を勝った
スティンガーと、15年
朝日杯FSを制した
リオンディーズの29日で、勝てば
グレード制を導入した84年以降での新記録となる。
新馬戦では非凡な能力を発揮。後方から勝負どころで追い上げ、メンバー最速の上がり3F34秒8を記録して突き抜けた。「自分が携わってきた馬の中で、一番だと思っています。見ていて本当にいい馬ですよ」と中舘師。G1でもやれる手応えはつかんでいる。
デビュー勝ちを決めた勢いだけでG1に出走してきたわけではない。指揮官は「デビュー戦を使う前からここを見据えていました」と振り返る。入厩当初から素質の高さを買っており、ここまで大事に育ててきた。そんな厩舎の期待馬は新馬戦で一発回答をたたき出した格好だ。
戦歴の上ではラ
イバルたちに見劣りするものの、素質の高さは負けてない。大物感を漂わせる
ロードカナロア産駒が、暮れの中山で新たな伝説をつくるかもしれない。
提供:デイリースポーツ