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【有馬記念レース後コメント】クロノジェネシス北村友一騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2020年12月27日(日) 20時39分
中山11Rの第65回有馬記念(3歳以上GI・芝2500m)は1番人気クロノジェネシス(北村友一騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分35秒0(良)。クビ差の2着に11番人気サラキア、さらにクビ差の3着に2番人気フィエールマンが入った。

クロノジェネシスは栗東・斉藤崇史厩舎の4歳牝馬で、父バゴ母クロノロジスト(母の父クロフネ)。通算成績は13戦7勝。

レース後のコメント
1着 クロノジェネシス(北村友一騎手)
「自分はそれほど緊張するタイプではありませんし、いつもの北村友一でいられたと思います。馬もいつものクロノジェネシスでした。

 少し前かきをしているところで、ゲートが開いたのですが、五分に出てくれて良かったです。位置取りというより、馬が走りやすいところで走らせたかったので、あの位置になりました。

 折り合いもスムーズでしたし、いつもの感じで走れていて良かったです。中山の2500m、昨日も今日も乗せてもらい、今日8Rで勝つことができ、自分の中で良いイメージを持って乗りました。最後、外から何か来ていることは分かりましたが、抜かれる気はしませんでした。

 勝てて嬉しかったですし、ホッとしました。馬が強くなっているのは間違いありませんが、メンタルの成長が大きいと思います。未対戦の三冠馬2頭がいますが、来年主役としてやっていけたらと思います」

(斉藤崇史調教師)
「ホッとしました。あまり緊張はしないと思っていましたが、装鞍からの時間がいつもより長く、その間に緊張してきて、早く発走してくれないかと思っていました。

 プラス10kgということですが、落ち着いていて、太目感はありません。良い輸送を経て、良い状態で迎えられたと思います。北村騎手もずっと乗ってくれていますから、パドックで、そこまでの経過を伝えて、後は任せました。駐立の良くない馬ですが、ゲートを上手く出てくれて、位置よりも折り合いが大事なので、そこから上手くいっていたので安心しました。

 動くのが少し早いかとも思いましたが、自信をもって動いたのでしょうから、何とか押し切ってと思っていました。馬が一生懸命走り、騎手が上手く乗ってくれた結果です。来年も、まずは無事に全てのレースを走り、その中でより上のところを使っていきたいと思います。厩舎も馬と一緒に、成長できたらと思います」

2着 サラキア(松山弘平騎手)
「勝ち馬を見ながら、しっかりと脚を溜められました。向正面でペースが上がったのですが、そこでポジションを上げてしまうと、甘くなるイメージがあったので、この馬の競馬をしようと思って我慢しました。

 最後は本当に良い脚でしたし、このすごいメンバーを相手に力を見せてくれました。でも、2着に負けたのは悔しいです。乗せてくれた関係者の方々に感謝しています。応援してくださった皆様に申し訳ない気持ちです」

(池添学調教師)
「しびれました。松山騎手には特に指示は出していませんでしたが、イメージ通りに乗ってくれました。惜しかったですが、これだけの相手に強い姿を見せてくれましたし、無事に帰ってきてくれて何よりです」

3着 フィエールマン(C.ルメール騎手)
「良い競馬はできました。外枠でしたが、途中からあのポジションを取ってカバーすることができました。しかし、フィエールマンはこういう荒れた馬場は好きではありません。しかし、これだけのパフォーマンスを見せてくれましたし、力はトップレベルです。頑張ってくれました」

(手塚貴久調教師)
「思っていたプランとは違って前に行く形になり、よく頑張っていましたが、最後は苦しくなりました。(勝ち馬とは)馬場の(得意・不得意)の差が出ましたね。コンスタントに走ってくれますし、今日も一生懸命でした。来年のことについては、オーナーと相談して決めます」

4着 ラッキーライラック(福永祐一騎手)
「出たなりで脚を溜めるという形で、勝ち馬を見ながら手応え良く直線を迎えられました。ただ、手応えほど伸び切れず、距離の壁を感じました。(ラストランで)最後までよく頑張ってくれました」

5着同着 ワールドプレミア(武豊騎手)
「スタートを出ましたし、キセキが出遅れたのでスローになると思ってポジションを取って競馬をしました。しかし、道中ゴチャゴチャしていました。イレ込む面はマシでしたが、のびのびと走らせた方が良いタイプかもしれません」

7着 ペルシアンナイト(大野拓弥騎手)
「久々に長い距離のレースでしたが、何とか我慢してくれて、良い走りをしてくれました。この距離でもこのスタイルを覚えてくれば、対応できそうです」

9着 オセアグレイト(菊川正達調教師)
「15番ゲートは厳しかったです。この距離、このメンバーで横山騎手が最高に乗ってくれました。来年は日経賞を使って、天皇賞が目標です」

14着 オーソリティ(川田将雅騎手)
「スムーズに良いポジションで、良い競馬ができました。これが良い経験になればと思います」

15着 モズベッロ(田辺裕信騎手)
「ゲートで入らない馬がいて、待たされました。スタートで遅れてあの位置からの競馬になりました。本調子ではないのか、最後は苦しくなっていました」

ラジオNIKKEI

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