5日に中京競馬場で行われる
京都金杯(4歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京芝1600mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ハーツクライ産駒は「5-1-2-10」。直近1年においては勝利数で
ディープインパクトや
ロードカナロアを上回り、4勝を古馬混合戦で挙げていることも特徴のひとつ。なお、そのうちの2勝は今回上位人気と目される
シュリによるものなので、重賞初挑戦となる試金石の一戦としては申し分のない舞台と言えそうだ。
ジャングルポケット産駒は「0-3-0-4」。同コースで施行された
ポートアイランドSで2着に好走した
ピースワンパラディが出走予定。直近1年内で2着に好走した延べ3頭のうち2頭が同馬となり、このコースでは連対を外していない堅実さも光る。
ロードカナロア産駒は「4-2-3-19」。
ポートアイランドSを
ドナウデルタが4人気で制するほか、
ペプチドバンブーは不良馬場で行われた
トリトンSを8人気で勝利。4勝すべてが3人気以下によるもので、今回出走するメンバーの種牡馬のなかでは単勝回収率で最高値を記録している。同産駒からは
ケイデンスコールと
レッドガランの2頭が出走予定。
ディープインパクト産駒は「4-1-6-24」。直近1年の連対例は平場戦に限られ、特別戦では「0-0-2-8」と少し精彩を欠く。とはいえ、通算では申し分のない成績を残しており、16年
ガリバルディ、18年
グレーターロンドンの2頭が重賞の
中京記念を制している。同産駒からは
エントシャイデン、ケイアイノーテック、
サトノアーサーの3頭が出走予定。