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【中山金杯 予想】まだ奥がありそうなヒシイグアスに期待

  • 2021年01月05日(火) 06時05分
 中央競馬の新年は東西の金杯からスタートする。「1年の計は金杯にあり」とはよく言ったもので、ぜひとも的中させたいレースだ。

 ただし、正月をはさんだ年末年始の変則開催に加え、コーナーを4回まわる小回りの2000m戦で行われる多頭数のハンデ戦。荒れる要素も多数含んでいるので興趣が尽きない。ポイントのひとつになりそうなのが使用されるコースで、前開催はAコースが使用されていたが、この開催は全8日間を通して仮柵を設けたCコースとなること。器用な立ち回りが要求されるレースになりそうだ。

 そんな条件にピタリと合致するのがバイオスパークだったのが、この枠順では持ち味をいかせるかどうか。

 逆に、枠順に恵まれたのは◎ヒシイグアスだ。5歳馬ながらも、今回が10戦目。大きく体重を減らしたスプリングSと、不良馬場で行われたラジオNIKKEI賞以外は連対を外していない。前走のウェルカムSは休み明けではあったが、重賞での入着経験がある馬を相手に強い競馬をした。晩成型のハーツクライ産駒で、まだ奥がありそうだ。

 ○バイオスパークはどんな位置からでも競馬ができる器用さと、狭いところを割って出てこれる脚を持っているのが心強い。池添騎手の手腕に期待したい。

 立ち回りのうまさが要求されるなら、▲ショウナンバルディも無視はできない。前走の中日新聞杯はゴール前まで見せ場をつくっての4着だったが、道中、折り合いを欠くようなシーンが見受けられた。今回は、逃げ、先行馬も多くある程度は流れそうなのはプラスになりそうだ。

 昨年3着の△テリトーリアル福島記念の内容からチャンス十分、この枠順を生かしたいところ。△ディープボンドもこの相手なら力量上位のはず。充実著しい△ヴァンケドミンゴも差はないはずだ。

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