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【京都金杯】ケイデンスコール復活V 12番人気の伏兵が大波乱!岩田康してやったり

デイリースポーツ
  • 2021年01月06日(水) 06時05分
 「京都金杯・G3」(5日、中京)

 21年の中央競馬が開幕した。京都金杯は12番人気の伏兵ケイデンスコールが快勝。重賞2勝目を挙げた。2着には2番人気のピースワンパラディ、3着には14番人気のエントシャイデンが入り、3連単は122万円を超える波乱となった。

 大波乱の立役者となったのは、12番人気のケイデンスコールだった。スタートを決めて、好位のラチ沿いをロスなく追走。道中は脚を温存し、直線でスペースがあくと、手応え通りの反応を見せて、鮮やかに突き抜け、迫るピースワンパラディを3/4馬身差しのいだ。

 ゴールの瞬間、高々と右手を上げた岩田康は「最高です。狙っていたレースでしたから。枠順も良かったですが、馬が応えてくれた。一発勝負のレースが、どんぴしゃに当たったし、最後まで頑張ってくれました」としてやったりの表情だった。

 18年新潟2歳S以来2年4カ月ぶりの復活Vで重賞2勝目。安田隆師は「びっくりしました。直線で白い帽子が抜け出した時は目を疑いましたよ。左回りが良かったのでしょうか」と歓喜よりも驚きが上回ったようだった。京都が改修工事中のため、今年は中京開催。新潟2歳Sといい、14番人気で2着した19年NHKマイルCといい、良績は左回りに集中している。「京都だったら勝っていなかったでしょうね」とコース変更を勝因の一つに挙げた。

 岩田康&安田隆師と言えば、ケイデンスコールの父ロードカナロアで国内外のG1を6勝するなど活躍した。指揮官は「似ているのは毛色(鹿毛)くらいですけどね。ただ、馬が大きくなっていますし、奥手なのかもしれません。今回がいいきっかけになれば」とさらなる進化を期待する。

 次走は未定だが、賞金を大きく加算したことで、レースを選択しやすくなった。先に見据えるのは安田記念(6月6日・東京)。さらなる高みを目指す。

提供:デイリースポーツ

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