JRAは6日、『2020年度
JRA賞馬事文化賞』を発表した。受賞作は高草操氏の『人と共に生きる 日本の馬』。
【高草操氏 プロフィール】
東京都出身、フリーランスカメラマン。青山学院大学卒業後、おもに「日本の馬」をテーマに日本在来馬や古来の馬産地・岩手県遠野の撮影を続け、多数の雑誌に写真や記事を寄稿するほか、遠野産馬専門の情報誌「遠野馬通信」の責任編集・発行を手掛ける。第1回遠野市馬事文化賞受賞。
【受賞作の概要】
在来馬が現存する場所や馬と深いつながりのある人々や土地を訪ね、その場所における馬の姿やその土地古来の人と馬との関係について、人々の記憶に残し、過去から未来へとつながる襷とするために写真をまじえながら書き下ろした作品。
【受賞理由】
日本全国の馬に関わる場所に出向き、それぞれの土地の人と馬との関係性だけでなく、その馬をはぐくんできた土地の文化についても、馬に向けられたやさしいまなざしをもって丹念な取材を行うことにより、日本の馬文化を生き生きと描き出したことが評価された。
【高草操氏のコメント】
「このたび『
JRA賞馬事文化賞』をいただき、信じられない気持ちです。本当に嬉しいです。日高のサラブレッドの撮影からスタートした私と馬とのつきあいは、いつしか競走馬以外の日本の馬や生産地の方々とのつきあいになっていきました。
私の取材にご協力くださった現地の方々や取材記事および写真の発表の場を提供いただいた各媒体の方々には本当に感謝しています。ありがとうございました」
JRA賞馬事文化賞は、当該年度において、文学・評論・美術・映画・音楽・写真・公演等を通じ、馬事文化の発展に特に顕著な功績のあった者に授与される。
(
JRAのホームページより)