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【フェアリーS】テンハッピーローズ 豪脚さく裂 思い通りの動きで好仕上がりアピール

デイリースポーツ
  • 2021年01月08日(金) 07時00分
 「フェアリーS・G3」(11日、中山)

 重賞初制覇を狙うテンハッピーローズは7日、栗東坂路で力強い脚さばきを披露した。前走のアルテミスSではソダシの3着、2走前のサフラン賞ではサトノレイナスの2着と、昨年の阪神JF1、2着馬と好勝負を演じてきた実力馬。ヒロインの座は譲れない。アルテミスS5着からの巻き返しを図るクールキャットは、美浦Wで迫力十分の動きで仕上がりの良さを伝えた。

 テンハッピーローズが栗東坂路で好仕上がりをアピールした。徐々にペースアップして駆け上がり、最後までしっかりとした脚取りで、4F52秒1-38秒0-12秒6。高柳大師は「跳びが大きく、乗り役がスピードをあまり感じないためか、思ったよりも時計が出る馬なんです。でも、思った通りのいい動きでしたよ」と満足げにうなずいた。

 デビューから小倉、中山、東京と3戦全てで長距離輸送を経験。「牝馬ですが、とにかく輸送に動じない馬で体が減らない。だから連続して長距離輸送というローテも組めます。2走前に2着とはいえ、中山でも結果を出していますし、コースに対する不安はありません」と力を込めた。

 今回はデビューから2戦コンビを組んだ福永が再び手綱を取る。鞍上は「走りに幼さを残す中、サフラン賞サトノレイナス阪神JF2着)の2着と走ってくれた馬ですからね。末脚をためればいい脚を使ってくれる」とセールスポイントを挙げていた。

 重賞初制覇が懸かる陣営にとっては、今年を占う意味でも重要なこの戦い。指揮官は「厩舎としても自分自身も勝って自信をつけたいし、今後へのモチベーションになりますから」と闘志を燃やす。前走のアルテミスSでも昨年の2歳女王ソダシの3着。タイトルを獲れる地力は十分ある。クラシックへ向けて、きっちりと結果を出す。

提供:デイリースポーツ

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