24日に中山競馬場で行われるアメリカジョッキークラブC(4歳上・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。4回で
ステイゴールドが続き、3回が
ジャングルポケットとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-3-0-7」。13年
ダノンバラード、16年
ディサイファが勝利しており、2頭は5代母が共通する同牝系の間柄でもある。また、14年には11人気の
サクラアルディートが勝ち馬からクビ差2着に好走しているので、上位人気馬以外にも気を配る必要がありそうだ。今年は
サトノフラッグが出走予定。
ジャングルポケット産駒は「2-0-1-2」。11年
トーセンジョーダン、14年
ヴェルデグリーンが勝ち馬として名を連ねるほか、15年
エアソミュールも3着に好走。なお、3着以内に好走した3頭はいずれも1・2人気の支持を受けた上位人気馬でもあった。今年は
ノーブルマーズが出走予定。
初出走となる
エピファネイア産駒からは上位人気と目される
アリストテレスが出走予定。同産駒の下級条件を含めたコース成績は「2-1-2-6」となっており、
ルトロヴァイユも20年立志賞を5人気で制していたが、1・2人気の支持を受けた馬がいないなかで勝率18.2%・複勝率45.5%と高い数値を記録している。
ドリームジャーニー産駒は「0-0-1-1」。出走例は
ミライヘノツバサに限られ、17年3人気3着、19年8人気10着という内訳。なお、同産駒の下級条件を含めたコース成績は「5-3-1-13」勝率22.7%・複勝率40.9%となるが、3着以内に好走した延べ9頭のうち4頭が
ミライヘノツバサ、2頭が
アルカサル、2頭が
ユニゾンデライトとコース巧者の健闘が目立つ。今年は上位人気を担う
ヴェルトライゼンデが出走予定。