優勝馬には、
フェブラリーSへの優先出走権が付与されるレースで、過去10年の間に13年
グレープブランデー、15年
コパノリッキー、そして19年の
インティがこのレースと
フェブラリーSを連勝している。スタートの芝ダートの違いこそあれ、同じ左回りで距離も200mしか離れておらず、関連性は高い。
GI競走の
チャンピオンズCと同じ舞台で行われる別定重量のGII戦。本番前の1戦とはいえ、強い馬が有利なレースだ。
◎
インティは一昨年の
フェブラリーS優勝馬で、昨年、一昨年の
チャンピオンズC3着馬。デビュー2戦目から破竹の7連勝で頂点へと上り詰めたあとはマークが厳しくなり、勝ち運から見放されてしまっているが、今回は強力な同型馬が不在。欲を言えば、もう少し外目の枠が欲しかったかもしれないが、4戦2勝3着2回ともっとも得意とする舞台で久しぶりの重賞勝利を期待したい。
相手には、今回が重賞2度目の挑戦となる○
ダノンスプレンダーを抜擢したい。500キロを超える大型牡馬で、デビュー間もない頃は順調に使い込むことができなかったが、中1週で使ってくるということは完成の域に近づきつつあるということか。抜け出すとソラを使うところがある馬だが、そういう馬は得てして強敵相手にも頑張れるものだ。ここまで11戦して5勝2着2回3着3回と、馬券の対象から外れたのはスタートで躓いてしまった
シリウスS4着のみ。今後のためにもしっかりと賞金を積み上げておきたいところだ。
▲
ハヤヤッコは、出世レースといわれる
レパードSの2019年優勝馬。その後は、ややかみ合わないようなレースを続けてきたが、昨年夏の
BSN賞あたりからレースぶりが良くなってきた。瞬発力というよりも、長く良い脚を使うタイプ。直線の長いコースは合っているイメージだ。
昨年暮れのリステッドレースを2連勝して本格化を窺わせる△
オーヴェルニュも差はなく、追い込み鋭い△
タイキフェルヴールも魅力的。人気のなさそうなところでは△
グレートタイムか。3歳時には
ユニコーンSで
ルヴァンスレーヴの2着したほどの馬で、前々走から着用しているブリンカー効果にも期待したい。