1月31日(日)に東京競馬場で行われる
根岸Sに出走予定の
サクセスエナジー(牡7、栗東・
北出成人厩舎)について、追い切り後の
北出成人調教師のコメントは以下の通り。
「(前走は)
JBCスプリントに続いて、ゲートで出遅れてしまいました。後ろにモタれて出負けしてしまって、二の脚もつかず、思ったよりもかなり後ろの位置取りになりまして、絶望的かなと思ったんですが、松山騎手の好判断で内ラチ沿いをうまく進めてくれて、ラチ沿いを直線で鋭くではないですが力でねじ伏せる競馬で勝ってくれました。元々揉まれ弱いんですが、
地方競馬だと内ラチ沿いを開けてみんな外を回って走ってくれますので、砂を被らなかったのも大きかったと思います。今まではゲートを気にしたことはなかったんですが、
JBCスプリントで大きく出遅れていますし、前回の園田も出負けしたということで、今回も1400メートルの距離を考えたら一緒には出てほしいんですけどね。
前回はプラス22キロの馬体重で、見た目にもかなり太かったものですから、在厩させて調整にあたりました。1週前の調教が障害のオープン馬・
ヒロシゲセブンと併せて、時計的には良かったんですが、内容的には物足りないものでしたので、直前の追い切りは併せ馬でビシッと併せたいと思っていましたので、調教駆けする
ヒルノダカールと併せてビシッとやってくれという指示を出しました。これだけ実績を残していますが、調教は本当に地味なんですよ。時計的には53秒台のラスト12秒1で走っていますが、内容的には褒められたものではないんですが、これだけ負荷をかけておけば競馬に行って気が入ってくれるんじゃないかと思います。(調教の内容とレースは)リンクしないですね。手加減せずビシビシやった方が競馬に行って結果が出ていますので、これで大丈夫だと思っています。
1200にしろ1400メートルにしろ、相手関係とかはあると思うんですが、距離うんぬんよりゲートを一緒に出る、ということが一番の課題だと思っています。馬の機嫌を損ねないように頑張りたいと思います。
外枠ですんなりした流れだとすごく強い競馬をしてくれるんですが、内枠に入ってもうまく切り返して外に出せれば強い競馬をしてくれます。内枠でもまれにもまれてしまうと別馬のようになる時があるので、これだけキャリアを積んでいるんですがそのあたりが課題かなと思っています。ゲートを普通に出て、スムーズに回ってこられるレースが理想だと思っています。
実績ではこの中では一番だと思っています。良い結果を残してGIの舞台に立ちたいと思っています」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI