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【根岸S】レッドルゼル重賞初V ロードカナロア産駒初のJRA砂タイトル獲得

デイリースポーツ
  • 2021年02月01日(月) 07時00分
 「根岸S・G3」(31日、東京)

 1番人気のレッドルゼルがゴール前での競り合いを制して重賞初制覇。父ロードカナロアに産駒初となるJRAダート重賞勝ちを届けた。川田は先週の東海S(オーヴェルニュ)に続く2週連続の重賞V。次は優先出走権を獲得したフェブラリーS(21日・東京)でG1奪取を目指す。頭差の2着は10番人気ワンダーリーデル、3着には2番人気のタイムフライヤーが入った。

 父譲りの末脚の切れ味が光った。レッドルゼルが3度目の重賞挑戦で待望の初タイトルを奪取だ。

 道中は中団のやや後方のポジション。タイムフライヤーをマークする形で内を回って、ロスなく脚をためる。直線に向くと前が壁になる場面もあったが、残り200メートル過ぎでビクトリーロードがあいた。タイムフライヤーが抜け出すと、すぐ外へ持ち出して一気に加速。川田の右ムチの連打に応えて脚を伸ばし、大外強襲のワンダーリーデルとの競り合いを勝負根性で制した。

 気迫あふれる騎乗を見せた川田は、「(道中の手応えは)抜群に良かったですし、着差はわずかでしたが、負けた感触はないなと思いました」と振り返る。さらに今後について「きょうはとてもいい内容でしたし、これから改めて次に向けた準備をしていきたい」と3週間後の大舞台を見据えた。

 バーナードループ(牡4歳、美浦・高木)が昨年5月の兵庫CS(園田)を制しているが、JRAではロードカナロア産駒のダート重賞勝ちは初めて。父を管理していた安田隆師も「最高ですね。レッドルゼルで一発決めなあかんと思っていました」と満面の笑み。先週の東海Sでは僚馬ダノンスプレンダー(牡5歳)が9着に敗れていただけに、喜びもひとしおだったに違いない。

 さあ、次は堂々とフェブラリーSへ。マイル戦は未経験だけに、1Fの距離延長が最大の課題となる。トレーナーは「1600メートルでどうなるか。不安はありますけど、楽しみの方が大きいです」と前向き。今度は父に産駒初のダートG1勝利を届ける舞台になる。

提供:デイリースポーツ

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