7日に東京競馬場で行われる
東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが1番と6番。3回で3番、5番、7番が続く。一度も馬券に絡めていないのは4番、9番、14番、16番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-2-13 複勝率23.5% 複勝回収率54%
2枠 2-2-0-13 複勝率23.5% 複勝回収率62%
3枠 3-2-0-14 複勝率26.3% 複勝回収率76%
4枠 3-1-2-13 複勝率31.6% 複勝回収率101%
5枠 0-1-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率22%
6枠 0-2-2-15 複勝率21.1% 複勝回収率98%
7枠 0-1-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率60%
8枠 1-0-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率25%
連対馬20頭中15頭が1〜4枠、5枠より外の優勝例は11年
スマイルジャックまで遡り、9年連続で内目の枠から勝ち馬が出ている。良馬場で行われた8回の上がり3Fの平均は34.08秒と速く、後方から外を回す競馬では物理的に間に合わないケースが目に付く。昨年も1番枠を生かして勝ち馬
プリモシーンはもちろん、2着
シャドウディーヴァ(12番)、3着
クリノガウディー(13番)ともに、外枠ながら道中はインに潜り込んでいた。枠なりに外を回ってしまうと厳しい。
上がりの速さが内枠有利の要因であることを裏付けるのが、道悪時の成績だ。稍重・重に限定すると、5〜8枠は0-2-2-11となり複勝率26.7%、複勝回収率95%を記録。インベタのアドバンテージが薄まることで、外枠勢に馬券妙味が生まれてくる。
開幕週の競馬を見る限り、今開催の東京は時計・上がりとも速そう。良馬場なら今年も内枠有利の傾向が引き継がれそうだ。