マジックキャッスル、
クロノジェネシス、
カレンブーケドール、
アエロリット、
メジャーエンブレム、
ミッキークイーンなど後の活躍馬が数多く出走してきた3歳牝馬限定戦。クラシックの優先出走権がないGIIIではあるが、クラシックやその後の出世に向けた重要な一戦としての存在感は強い。
1.前走新馬・未勝利は苦戦
過去10年の連対馬20頭中18頭は、前走がオープンクラスか、もしくは1勝クラス(500万下)の馬だった。前走が新馬か未勝利戦だった馬は[0-2-3-35]で複勝率12.5%と不振気味。
2.構えすぎると届かない
同舞台で行われる2歳秋の
アルテミスSでは差し・追い込みがしばしば決まるが、3歳になって成長したメンバーで行われるこのレースでは、簡単には前が止まらない。過去10年で4角3番手以内だった馬が5勝、最速の上がりを使った馬の勝利は1度だけ。
3.余裕のあるローテ
過去10年、中4週以上だった馬が9勝。[9-8-9-78]で複勝率は25.0%だ。対して、中3週以内の馬は[1-2-2-40]で複勝率11.1%。
サルビアは道中力んでしまう面があるからベストはマイルより短い距離なのかもしれないが、デビュー2連勝時の立ち回りからしてマイルも守備範囲とみる。前走の阪神JFは8着に終わったが1着とは0秒7差。前残りの傾向があるこのレースなら、巻き返しがあって良いだろう。