「
共同通信杯・G3」(14日、東京)
今年も将来有望な若駒がそろったが、中でも注目したいのが18年
皐月賞馬
エポカドーロの弟
キングストンボーイ、17年
皐月賞馬
アルアインの弟
シャフリヤールだ。ここに向けてともに気配は良好。登竜門を制し、クラシック1冠目の主役へ躍り出る。
過去10年の連対馬で12年
ゴールドシップ(1着)、14年
イスラボニータ(1着)、15年
ドゥラメンテ(2着)、16年
ディーマジェスティ(1着)の4頭がその後に
皐月賞をV。クラシック1冠目と直結しているレースだけに、ゆかりのある血統馬に注目だ。
ベゴニア賞で2勝目を挙げた
キングストンボーイは、18年
皐月賞馬
エポカドーロの半弟。藤沢和師は「1、2戦目は若さがあったけど、だいぶ大人になってきた」と成長に目を細める。1Fの距離延長についても、「前走でもう少し距離があった方がいいと思ったし、千八はいいね」とプラスに捉えていた。
10月の京都新馬戦を制した
シャフリヤールは、全兄が17年
皐月賞覇者
アルアインという良血だ。藤原英師は「兄はしっかりしていて勝負強さがある。そういうところが出てくれたらと思っています」と高評価。「まだ体自体は追いついてないのですが、ポテンシャルは近いものがあると思います」と評価は高い。
いずれも、あっさり戴冠しても驚けない素質の持ち主。藤沢和師が「兄はG1を勝っているし、楽しみですよ」と期待を寄せれば、藤原英師も「血統はしっかりしていて、期待の大きい馬。不安もありますが、しっかり仕上げてレースに臨みたいです」と前向きに語った。ここで最上の結果を残せば、来る本番が一層楽しみになる。
提供:デイリースポーツ