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【クイーンC予想】ククナの巻き返しに期待

  • 2021年02月13日(土) 06時05分
 日曜日に行われる共同通信杯もそうだが、クイーンカップの声を聞けば、春のクラシックがもう間近なものに感じられる。

 歯替わりや発情など牝馬にとっては心身が不安定になる時期でもあり、かなり以前はクラシックへ向かう有力馬が人気を裏切るケースが続いて「荒れるクイーンカップ」などと言われた時代もあったが、近年は実力馬がしっかりと結果を残すケースが多い。加えて、東京競馬場のワンターンコースはスピードだけでは乗り切れないことも多く、将来性も含めたスタミナや、底力を問われるレースでもある。

 ◎ククナは昨年のアルテミスS2着で、年明けのシンザン記念は4着。若駒離れした強烈な決め脚を武器にしており、アルテミスSでは出走メンバー最速の上りタイムで先行して抜け出したソダシに1馬身4分の3差まで迫った。札幌競馬場でデビューしたばかりの頃はゲートに不安を残していたが、それも解消されつつある。前走のシンザン記念は大外枠というよりも、瞬発力を殺がれるような馬場状態に持ち味を生かせなかったが、今回は巻き返しが期待できる。

 今回と同じ東京競馬場芝1600mで連勝中の○アカイトリノムスメも決め手は互角。こちらもゲートに不安を残すものの、それを補って余りある決め手の持ち主だ。前走の赤松賞のレースラップの最後3ハロンは11秒5〜11秒3〜11秒8。それをほぼ最後方から直線だけで差し切った。まだ器用さに欠く分、レースの流れ次第というところはあるが、一息入れての成長も見込めるはずで、ここはクラシック本番に向けてしっかりとレースを見たい。

 一角崩しは▲先行力のあるサルビアか。前走の阪神ジュベナイルフィリーズは初めて経験するマイルの流れに戸惑ったようだが、2度目なら違うはず。デビュー戦で破った相手は、のちの最優秀2歳牡馬グレナディアガーズ。人気を背負っている馬に追い込み脚質が多いので、この馬の先行力は武器になりそうだ。

 新馬戦、1勝クラスの勝ちっぷりに大物感漂っていた△リフレイム京王杯2歳S5着。気難しい面があって器用に立ちまわれない弱みはあるものの搭載しているエンジンは上位陣と互角。放牧によるリフレッシュで、どこまで精神的に大人になっているだろうか。

 サウジアラビアRC2着の△インフィナイトと、不良馬場のデビュー戦で豪快な末脚を繰り出した△アールドヴィーヴル。デビュー戦で2着に下した相手は現2勝馬だから、価値が高い。もう1頭△レッジャードロのレースぶりにも注目したい。

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