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【デイリー杯クイーンC】アカイトリノムスメが重賞初V 超良血開花!いざ桜の舞台へ

デイリースポーツ
  • 2021年02月14日(日) 06時20分
 「デイリー杯クイーンC・G3」(13日、東京)

 父ディープインパクト母アパパネと3冠馬を父母に持つ2番人気の超良血馬アカイトリノムスメが、ゴール前の競り合いを制して3連勝で重賞初V。アーモンドアイが引退した国枝厩舎から、また新たなスターが誕生した。この後は母が制した桜花賞(4月11日・阪神)へ直行し、2歳女王ソダシに挑戦する。2着は5番人気アールドヴィーヴル、1番人気ククナは3着に敗れた。

 超良血馬がクラシック候補に名乗りを上げた。父母合わせてG1・12冠。偉大な両親を持つアカイトリノムスメが、最後の直線でアールドヴィーヴルククナとの争いをものにして重賞をゲットした。

 これまでの3戦はスタートで出遅れていたが、今回は好発を決めて5、6番手でスムーズに折り合った。騎乗した戸崎圭は「無理せずにあのポジションが取れたし、その後もいいリズムで走れた。直線でもしっかり反応して伸びてくれた」とレース内容を高く評価。国枝師も「100点の競馬ができたね」と笑顔だった。

 母アパパネは10年に牝馬3冠を達成した名牝。現役時代に管理していたトレーナーはこれまで「比べるのはかわいそうだよ」と語っていたが、産駒4頭目にして初のタイトル奪取に「この勝利でクラシックへ行けるからね」と目を細める。母の背中はまだまだ遠い。ただ、着実に近づきつつある。

 この後は桜花賞へ直行する。最大のライバルとなるのは同じ金子真人オーナーが所有し、無傷4連勝で阪神JFを制した白毛馬ソダシだ。指揮官は「(オーナーは)すごいよね。紅白だよ」と笑いを誘いつつも、アパパネの子どもでクラシックへ向かうことについては、「そりゃ、うれしいよ」と感慨深げ。これで母が歩んだ3冠ロードのチケットは手に入れた。あとはG1の大舞台で母に負けないパフォーマンスを見せるだけだ。

提供:デイリースポーツ

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