20日に東京競馬場で行われる
ダイヤモンドステークス(4歳上・GIII・芝3400m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが16番。3回で1番、4番、7番、10番、14番が続く。一度も馬券に絡めていないのは9番、11番、13番。16番は過去10年で6頭出走して5回の馬券絡みという驚異的な好成績を収めている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-1-13/16 複勝率18.8% 複勝回収率36%
2枠 1-0-2-14/17 複勝率17.6% 複勝回収率48%
3枠 1-2-0-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率216%
4枠 0-2-3-13/18 複勝率27.8% 複勝回収率76%
5枠 1-0-1-16/18 複勝率11.1% 複勝回収率21%
6枠 0-0-0-19/19 複勝率0.0% 複勝回収率0%
7枠 1-2-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率72%
8枠 5-3-2-10/20 複勝率50.0% 複勝回収率315%
【1〜3人気】
1枠 1-0-1-3/5 複勝率40.0% 複勝回収率72%
2枠 1-0-1-1/3 複勝率66.7% 複勝回収率163%
3枠 0-0-0-0/0 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4枠 0-0-1-4/5 複勝率20.0% 複勝回収率36%
5枠 0-0-1-1/2 複勝率50.0% 複勝回収率75%
6枠 0-0-0-2/2 複勝率0.0% 複勝回収率0%
7枠 1-1-0-1/3 複勝率66.7% 複勝回収率140%
8枠 4-3-1-2/10 複勝率80.0% 複勝回収率132%
8枠が複勝率50.0%、7枠〜8枠で11連対と外枠が優秀。1〜3番人気に絞ると5-4-1-3で、外枠の人気馬が崩れにくいレースであることが分かる。東京芝3400mで人気になるぐらいステイヤーとしての資質が高い馬は、外枠でスムーズに運ぶのがベターなのだろう。中枠、内枠の人気馬はあまり信用できない。
前述の通り、8枠からの好走馬は上位人気馬が多く、19年終了時点では4番人気以下での好走例は13年6番人気3着の
メイショウカドマツのみだった。昨年、8枠16番の
ミライヘノツバサが16番人気1着(単勝32550円)したことで、回収率が引き上げられている点は頭に入れておこう。