大阪杯がGI競走に昇格したことによって、その
ステップレースとしても重宝されることになった中距離ハンデ戦・
小倉大賞典。ハンデ戦らしく、過去10年間の1番人気馬は2勝2着1回3着1回。近3年間の馬連の平均配当は1万2973円と波乱含みだ。
ただし、今年の場合は人気が予想される◎
ボッケリーニに死角は少ない。3歳2月のデビュー戦を除けば、その後は掲示板を外したことがない堅実派で前走の
中日新聞杯で重賞初勝利。小倉競馬場も2戦して1勝2着1回。昨年の
小倉日経オープンでは、のちに
府中牝馬Sに勝ち、
エリザベス女王杯2着、
有馬記念2着の
サラキアとコンマ2秒差の好勝負をしている。まだまだ強くなりそうで、今回の結果次第では
大阪杯でも無視できない存在になりそうだ。
相手が難解だが、○
フェアリーポルカは昨年の
中山牝馬S、
福島牝馬Sを連勝したように小回りの1800mを得意とする中距離ランナーだ。小倉競馬場は昨年の
愛知杯で経験しており、その時は6番人気でコンマ2秒差4着と苦手なイメージはない。
▲
ヴァンケドミンゴは昨年の
七夕賞3着で
福島記念2着。
中山金杯は、結果的に言えばポジションを取りに行った分、いつもの末脚が使えなかった。今回はスローペースにはなりにくいメンバー構成なので、この馬の持ち味が生かせそうだ。
中山金杯に続いて好枠を引き当てた△
テリトーリアルは今度こそ自分の競馬をしたいところだろうし、前走は外枠に泣かされた△
バイオスパークも巻き返しを狙っている。連覇を狙う△
カデナは58キロがポイントになりそうだが、小倉競馬場は2戦して1勝2着1回、いずれも重賞の舞台で得意なコース。ペース次第では△
ヴァンランディの追い込みにも注意を払いたい。