近年は国内外のGIを目標とする一線級の始動戦としてメンバーが揃うことが多かったが、今年は登録馬にGI馬がおらず混戦の様相を呈している。小回り中山コースらしい独特の難しさがあって、馬券妙味も十分にある一戦。
1.若い馬が中心
過去10年で4歳馬は[5-3-5-15]で複勝率46.4%、5歳馬は[4-3-1-20]で複勝率28.6%、6歳馬は[1-3-2-22]で複勝率21.4%、7歳以上馬は[0-1-2-29]で複勝率9.4%。若い馬が中心になるレース。
2.先行力が必要
過去10年で、4角4番手以内だった馬は[8-7-6-26]で複勝率44.7%。内回りの開幕週ということもあり、差し・追い込みタイプは疑ってかかった方が良さそう。
3.勝ち切るのは中距離馬
過去10年の勝ち馬延べ10頭中9頭には、それ以前に2000m以上のオープン戦で勝ち鞍があった。唯一の例外である昨年の
ダノンキングリーも、
皐月賞3着、
日本ダービー2着の実績があった。内回りの開幕週と言っても、起伏のある中山コース。1800mより長い距離にも対応できるだけのスタミナは必要。
4歳馬
ビターエンダーに期待。前走の
白富士Sは0秒4差の6着で好走とはいかなかったが、休養を経て立て直された効果は見せた。中山ではこれまで結果が出ていないものの、
オルフェーヴル産駒で先行力もあるからこなせて良いはず。距離短縮も合うだろう。