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【勝負の分かれ目 中山記念】成長著しいヒシイグアスが松山騎手の好騎乗で重賞連勝

  • 2021年02月28日(日) 18時00分
 蛯名正義のラストライドの舞台としても注目された、第95回中山記念のゲートが開いた。

 1番のトーセンスーリヤがポンと飛び出し、それを制して内田博幸バビットがハナに立った。

 横山武史が乗る13番のウインイクシードも速いスタートを切り、内に切れ込みながら、逃げるバビットに外から並びかけて行く。ウインイクシードは、バビットに半馬身差ほどまで迫り、1、2コーナーを回って行く。

 向正面に入った。逃げるバビットと、半馬身ほど遅れて外につけたウインイクシードが後ろを離して飛ばす。2頭の3馬身ほど後ろにトーセンスーリヤ。4番手のヒシイグアスは、そこから5、6馬身後ろにいる。

「前も結構飛ばしているなかで、開幕週でもあるので、いいポジションを取ってレースを進めようと思っていました。道中はいいリズムで進められました」

 ヒシイグアスに騎乗した松山弘平はそう話す。

 1000m通過は57秒8と速くなった。

 それでも、逃げて結果を出してきたバビットは引かずに行きつづけ、ウインイクシードは、斜め後ろからこれにプレッシャーをかけつづける。3番手はトーセンスーリヤ

 これら3頭が先団を形成したまま3、4コーナーを回って行く。

 4番手の外につけたヒシイグアスは、松山が促すとスムーズに前との差を詰め、前3頭を射程に入れた。

「速い流れにしっかりついて行って、直線に向いても手応えがありました」と松山。

 直線入口でバビットは失速し、それと入れ替わるようにケイデンスコールが上がってきた。

 先頭はウインイクシード、2番手はトーセンスーリヤ。その少し後ろの内にケイデンスコール

 ヒシイグアスは、これらの外から豪快に脚を伸ばした。そのまま一気に突き抜けるかに見えたが、ウインとトーセンの間からケイデンスコールが抜け出してきた。

 ヒシイグアスは、内のケイデンスコールとの激しい叩き合いをクビ差で制し、先頭でゴールを駆け抜けた。

 松山はこう振り返る。

「直線、内から1頭抜け出してきて、少し危ないところがあったのですが、それでも最後まで脚色が衰えず、差し切ってくれました。非常に強い競馬をしてくれたと思います」

 勝ちタイムはコースレコードタイの1分44秒9。

 4連勝で、大阪杯の優先出走権を手にした。

「乗るたびに馬がよくなっていますし、厩舎もよく仕上げてくれて、強い馬だなと感じています。まだまだこれからの馬だと思いますし、もっと強いレースを見せられるように頑張りたいと思います」

 成長著しいハーツクライ産駒の力をフルに引き出した松山はそう話した。

 なお、蛯名のゴーフォザサミットは4着だった。

 中距離戦線のレベルがまたさらに底上げされたことを実感させられる一戦だった。

(文:島田明宏)

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