「
中山記念・G2」(28日、中山)
快進撃が止まらない。充実一途の5歳馬
ヒシイグアスが破竹の4連勝で重賞連勝。見事に1番人気に応えた。
ハナを主張した
バビットが前半1000メートルを57秒8のハイペースで飛ばす展開。松山は「開幕週なので、いいポジションを取りにいった」と縦長に伸びた馬群の5番手で流れに乗った。盤石の手応えのまま、4コーナー出口で一気にスパート。直線半ばで内から伸びてきた
ケイデンスコールと激しいたたき合いになったが、持ち前の勝負根性を発揮。最後は首差でねじ伏せた。
激流が演出したとはいえ、勝ちタイムの1分44秒9はコース&レースレコードタイ。鞍上は「前が飛ばす中、ついて行って最後まで脚色が衰えなかった。直線は1頭内から抜け出してきて危ないところもあったけど、勝ち切ってくれて強い内容でしたね」と誇らしげにうなずいた。
これでコンビ3戦3勝。「乗るたびに馬が良くなっています。厩舎がよく仕上げてくれているし、乗るたびに強い馬だと感じます」と主戦は右肩上がりの成長曲線に感心しきり。条件戦2連勝からG3、そして今回でG2も突破してみせた。「まだまだこれから、もっともっと強いレースを見せたい。頑張ります」と前を向く。次走は未定だが、その視線の先にG1の大舞台があるのは間違いない。
提供:デイリースポーツ