スマートフォン版へ

【チューリップ賞】シャーレイポピー巻き返しへ バネのある走りで桜戦線ハネ上がる!

デイリースポーツ
  • 2021年03月03日(水) 10時00分
 「チューリップ賞・G2」(6日、阪神)

 祖母に08年オークストールポピーを持つシャーレイポピーが、桜花賞トライアルでの優先出走権ゲットに燃えている。2番人気だった前走は6着に敗れてしまったが、スタートで出遅れたのが敗因で決して力負けではない。未勝利戦を勝っている阪神に戻って、今度こそ本来の実力を発揮する。

 シャーレイポピーが反撃を誓う。昇級戦の紅梅Sは6着に敗れた。「ゲートが全て」。石坂師が振り返るように、駐立が悪く後手に回ったのが誤算。流れに乗れなかった。ただ、中間も順調そのものだ。火曜朝は栗東坂路で4F63秒5と軽めに流し、トレーナーは「いい状態です」と納得の表情。前走から1F延びるが、阪神マイルは未勝利Vと同じ条件だけに「折り合いも心配していないし、調教でも困ることがない。大丈夫」と感触はいい。

 貴重な遺伝子を受け継ぐ良血馬だ。祖母トールポピー阪神JFオークスを制したG1・2勝馬だが、繁殖3年目を迎えた12年6月に腸捻転のため急逝。産駒はシャーレイポピー母オリエンタルポピーを含む2頭だけで、もう一頭の全妹は産まれた翌年に亡くなっている。「トールポピーは気性が難しかったと聞くので心配していましたが、扱いやすくて安心しました」と師はうなずく。

 第一印象から将来性の高さを感じたという。「バランスのいい馬でしたし、小柄だけどいかにもバネがありそうだった。競馬でもバネを見せてくれていますね。気持ちが強くて闘争心もありますから。ジョッキーが継続して乗るのもいいし、何とか権利をと思います」と期待する。

 2月いっぱいで父の石坂正師が定年を迎え、花束贈呈では涙で別れを惜しんだ。「それまではライバルだったけど、最後は親子でした」と感慨深げ。思いも継いで臨む桜花賞トライアル。巻き返しに燃えている。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す