3月11日に
名古屋競馬場で行われる
名古屋大賞典(ダート1900m)に出走予定の
クリンチャー(栗東・
宮本博厩舎)。今朝3日はそのレースに向けた追い切りをCWコースで行っている。
いつもと同じように、馬の少ない時間帯に単走。そんなこともあり、いつもなら、少し姿勢が高くて、ふわふわと走るようなところがあるが、今朝は向正面に入るところから、しっかりとハミをとって走っている。その分、姿勢が低く、かなり気持ちが入った走りに見える。
だからといって、折り合いを欠くことはなく、乗り手が適度に手綱を引っ張りながら、3コーナーで少し手綱を緩めてスピードアップ。最後の直線に向くと、きっちりと手前を替えて、ゴールへ向かって加速。単走とは思えない、気持ちのこもった走りは、ここ最近の
クリンチャーのCW追い切りで一番良い動きに見えた。
時計は6F83.5〜5F67.5〜4F52.1〜3F38.7〜1F12.4秒。数字は目立って速いわけではないが、前走のレースでも強気のレースで圧勝したように、今は気持ちが充実しているといった印象を受ける。