「
弥生賞ディープインパクト記念・G2」(7日、中山)
東スポ杯2歳S2着、
ホープフルS4着と重賞で好走している
タイトルホルダーが、美浦Wで最終リハを敢行。馬なり単走の内容で全体時計も目立たなかったが、軽快なフットワークを披露し好仕上がりをアピールした。自主隔離中の戸崎圭の代打を務める横山武とのコンビで、きっちり出走権利をつかみ取る。
不安は何もない。
タイトルホルダーの最終追い切りは、美浦Wで馬なり単走のメニュー。ゆったりとした流れでもスムーズに折り合い、直線に入っても鞍上の手綱は押さえたまま。上々の推進力を披露し、ラスト1Fを11秒7でまとめてフィニッシュ。全体時計は5F69秒1と平凡ながらも、躍動感にあふれる走りで好調ぶりを見せつけた。
初めてコンビを組む横山武は、2週続けて追い切りに騎乗して感触を確かめた。「この馬に持っていたイメージは、前々から粘るイメージ。切れないと思っていたけど、そんなことはなくいい動きでした」と高く評価。
見届けた栗田師も「動きにメリハリがあって、最後もいいフォームとジョッキーも言っていたからね。先週は力みがあったけど、今週は折り合いも良くて、馬場入りでも落ち着いていた。クロス(鼻革)が効いているんじゃないかな」と表情は明るい。
実は今週始めにアク
シデントがあった。火曜に軽い腹痛を発症し、追い切りを木曜にスライド。指揮官は「火曜にカイバを食べさせなかったので、木曜の追い切りになったけど、何も問題はなかったね」とホッとした様子。
また、2カ月半ぶりの実戦へ向けて「今回はクラシックを狙う馬ばかり。でも、この馬も少しずつ子どもっぽさが抜けつつあるので」とメンタル面の成長に手応えをつかんでいる。
ダノンザキッドとは早くも3度目の対戦。権利をゲットするのはもちろん、同馬との力量差を確かめる意味でも重要な
トライアルとなる。しっかり結果を出して、クラシック路線へ堂々と参戦する。
提供:デイリースポーツ