「
チューリップ賞・G2」(6日、阪神)
青森県産馬の
バリコノユメに注目だ。父は同世代の怪物
オルフェーヴルに食い下がった
ウインバリアシオンで、管理するのは父も手掛けた松永昌師。厩舎ゆかりの血統で、同産駒初めての重賞に挑む。
「(親子で)似たような部分はあんまりないね。見た目に胴長なところくらいかな」と指揮官は話すが、秘める末脚は父譲りだ。
前走の白梅賞(4着)は初芝に戸惑ったのか、道中は最後方。勝負どころの反応もひと息だったものの、直線半ばでスイッチオン。脚を使ったのは実質1Fだけだったが、猛然と追い込んで上がり最速タイをマークした。「あのしまいの脚を見たから、ここを使おうと思いました」。今後に向けて夢の広がる内容に納得の表情だった。
馬主の大田恭充氏は、同産駒をこれまで5頭所有。師は「オーナーさんも
バリアシオンに思い入れがあるらしいね。権利を獲って
桜花賞に出したい」と意気込み十分だ。自慢の切れ味で、桜舞う仁川への切符をつかみ取ってみせる。
提供:デイリースポーツ