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【弥生賞ディープ記念予想】レースセンスの高いシュネルマイスターに期待

  • 2021年03月07日(日) 06時05分
 皐月賞と同じ舞台で行われるレースだが、過去10年間、このレースの勝ち馬でのちに皐月賞、あるいはダービーに勝った馬のは16年のマカヒキのみ。それでも前記マカヒキ含み、ワグネリアン(2着)、ワンアンドオンリー(2着)、キズナ(5着)とこのレースを使ってのちにダービー馬となった馬は4頭いるが、このレースをステップレースに皐月賞馬となった馬は2010年のヴィクトワールピサまでさかのぼらなければならない。今年はダノンザキッドが、このジンクスに挑む。

 ダノンザキッドの強さは十分に認めたうえで、今回は◎シュネルマイスターに期待したい。札幌競馬場でのデビュー戦は出遅れて後方からの競馬となったが、無理せずに少しづつリカバリー。早めに先行集団を射程内にとらえると、最後は力でねじ伏せた。一息入れた前走のひいらき賞は休み明けで14キロ増の馬体重だったが、互角のスタートから馬群の中でしっかりと我慢させ、最後はインコースから巧みに抜け出した。欲を言えば内枠が欲しかったところだが、1度使われた強みもあり、この頭数ならこの馬のレースセンスを十分にいかせそうだ。

 ○ダノンザキッドは新馬戦に勝ち、東京スポーツ杯、そしてホープフルSと無敗のまま勝ち進んだ。スタートが上手で、すぐに折り合いも付き、追われてからは500キロを超える雄大な馬格から繰り出されるダイナミックなフォームで他馬を置き去りにする。過去3戦すべて、上り3ハロンは出走メンバー中最速を記録しているのが心強い。ただ、東京スポーツ杯のレース内容に比べるとホープフルSはやや粗削りだった。デビュー戦も4角で行儀の悪いところを見せていた。それぞれ同情すべき点はあるにしても右回りには一抹の不安も残る。

 ▲ワンデイモアも未知の魅力にあふれている。あまり人気にはならないタイプだが、500キロを超える大型馬で長く良い脚を使う。前走1勝クラスの平場戦の勝ち時計は、前半のペースが大きく違うとはいえ同じ日に行われた中山金杯に当てはめると4着に相当する好タイムだった。未勝利戦を勝ったときの前半4ハロンは51秒2で、この馬の上がりタイムは33秒8。前走は前半4ハロン47秒3で、上がり35秒4。異なるペースにしっかりと対応できたことを評価したい。

 東京スポーツ杯2着、ホープフルS4着と王道を歩んできた△タイトルホルダーと、京成杯2着△タイムトゥヘヴンは抑えておきたい。

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