弥生賞はまだ完成途上のクラシック候補生が集うレースです。2歳チャンピオンのダノンザキッドですら、安田隆師も「まだ成長途上」としています。

「デビューの頃から言っていますが、まだ全体の緩さは抜けていません。それでも徐々にしっかりしてきていますよ」

　実際、レースを見てもまだまだうまく手前を替えられないなど課題はありますが、その実にダイナミックな走りは見ればみるほど圧倒させられます！改めて、ダノンザキッドは大物感に溢れているな、と感じました。

「臨戦体勢は整っています。叩き良化型ですし、いいかたちで本番(皐月賞)に向かいたいですね」

(取材・文：花岡貴子)