先週のトレセン密着でもお話を聞かせていただいた
小沢大仁(だいと)騎手。デビュー戦の阪神1レース、
メイショウホタルビでいきなりの初勝利をあげ、さらに最終12レースでは自厩舎の
ウインバリアシオン産駒・
ドスハーツで2勝目をあげました。デビュー当日に2勝をあげたのは
JRA史上4人目とのことです。
デビュー前は同期に女性や二世の騎手が多くいて話題にあまりのぼらなかったし、温和な性格を心配する声もありましたが…。今週はたくさんの記者の皆さんに囲まれる
ダイト騎手の姿がありました。ほんと、よかったです!
「(先週は)僕が上手く乗ったのではなくて馬が頑張ってくれました。だから、もっともっと僕自身が上手くなって馬を勝たせてあげるようになりたいです」
ちなみに先週、デビュー前夜は寝れるかな?と伺ったところ「頑張って寝ます!」と言っていた
ダイト騎手ですが、実際は「レースのプランを考えるなど、することは全部し終えて寝ようと思ったけど、そこから1時間くらい寝つけなかった」そうです。
「デビューした日もはやり少し寝付けなくて。でも、その分日曜の夜はすごく良く寝れました(笑)」
今週は阪神競馬に土曜4鞍、日曜5鞍に騎乗します。
「日曜1レース(3歳未勝利戦)の
メイショウランブはとても真面目なコです。スピードもあります。ちょっとカリカリすることもありますが、ダート1200mですしそんなところを生かして乗れたらいいな、と思います。
日曜7レース(3歳1勝クラス)の
ワイズマンハートは走りに安定感があります。追い切りでも結構いい時計が出ましたし、このコも真面目なのでそのあたりを生かしたいです」
ホント受け答えが実にしっかりしていて、賢さと素直さ、人柄の良さを凄く感じます。このまま
スクスクと育って欲しいです!
(取材・文:花岡貴子)