4日、東京競馬場で行われた
共同通信杯(3歳、GIII・芝1800m)は、安藤勝己騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍)
フサイチホウオー(牡3、栗東・松田国英厩舎)が、中団追走から直線半ばで先頭に立つと、外から猛然と追い込んだ5番人気
ダイレクトキャッチの追撃をクビ差抑えきった。勝ちタイムは1分47秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着に3番人気
フライングアップルが入り、2番人気
ニュービギニングは最後方追走から伸びきれず4着に終わった。
勝った
フサイチホウオーは、
父ジャングルポケット、母が98年阪神牝馬特別(GII)2着の
アドマイヤサンデー(
その父サンデーサイレンス)という血統。半姉に05年
チューリップ賞(GIII)2着の
アドマイヤメガミ(牝5、栗東・松田博資厩舎、
父エルコンドルパサー)がいる。04年セレクトセール当歳にて1億円で落札されていた。
昨年10月8日の2歳新馬(東京・芝1800m)で2着に3.1/2馬身差をつけ勝ち上がると、東京スポーツ杯2歳S(GIII)、前走のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)ではいずれも1番人気に応えて快勝。デビュー以来4戦続けて1番人気で勝利している。通算成績4戦4勝(重賞3勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は1月14日の
日経新春杯(GII、
トウカイワイルド)に続く
JRA重賞今年2勝目、通算45勝目。管理する松田国英調教師は同馬で制した昨年のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)以来の
JRA重賞通算41勝目となった。
なお、
フサイチホウオーの
父ジャングルポケットは01年の勝ち馬で、このレース父仔制覇となった。