28日に中山競馬場で行われる
マーチS(4歳上・GIII・ダート1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
キングカメハメハ。3回で
シンボリクリスエス、
ブライアンズタイムが続き、2回が
ハーツクライ、
カネヒキリ、
ワイルドラッシュ、
ウォーエンブレムとなっている。
キングカメハメハ産駒は「2-1-1-12」。13年
グランドシチー、18年
センチュリオンの勝ち馬2頭ほか、17年2着
ディアデルレイはいずれも2人気の支持を集めていたが、18年
ロワジャルダンは10人気の低評価を覆す走りで3着に好走。また、3着以内に好走した4頭すべてが6歳以上の古豪でもあった。今年は
ダノンファスト、
ハヤヤッコの2頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「1-0-1-6」。昨年は1人気に支持された
スワーヴアラミスが順当に勝利していたが、15年3着
マスクトヒーローもやはり1人気と最上位に評価をされていた。今年は昨年の勝ち馬
スワーヴアラミスほか、
ロードゴラッソ、
シネマソングス(抽選対象)の3頭が特別登録。
中山開催では初出走となる
Tapit産駒は
アメリカンシードが上位人気と目される。
A.P. Indy系と大まかな種牡馬系統で見れば、17年
インカンテーション(
父シニスターミニスター)が10人気1着と波乱を演出しており、阪神で代替開催された11年であれば同じ
Tapit産駒の
テスタマッタが勝利していた。
ヨハネスブルグ産駒は「0-0-0-1」。出走例は10年
ケイアイスイジン(12人気13着)に限られる。なお、昨年は同じ
ヘネシー系種牡馬となる
ヘニーヒューズの産駒(
レピアーウィット)が8人気3着と健闘していた。今年はトップハンデを背負う
ナムラカメタローが出走予定。