27日に中山競馬場で行われる
日経賞(4歳上・GII・芝2500m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる3回の馬券絡みが4番、10番、11番、12番、13番。2回で1番、2番、3番、6番、7番、8番、14番が続き、どの馬番からも満遍なく好走馬が出ている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-0-9/11 複勝率18.2% 複勝回収率78%
2枠 0-1-2-11/14 複勝率21.4% 複勝回収率58%
3枠 0-1-0-16/17 複勝率5.9% 複勝回収率15%
4枠 1-1-2-13/17 複勝率23.5% 複勝回収率54%
5枠 2-2-1-14/19 複勝率26.3% 複勝回収率145%
6枠 1-4-1-13/19 複勝率31.6% 複勝回収率132%
7枠 2-0-3-14/19 複勝率26.3% 複勝回収率102%
8枠 3-0-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率25%
昨年は14→10→12→11→13と二桁馬番が掲示板を独占。枠順別成績をみても、5枠から外が複勝率20%超え、5〜7枠で複勝回収率100%超えと、外枠が強い傾向だ。
有馬記念の枠順抽選会でほとんどの陣営が内枠を希望しているため、ファンの間では、中山芝2500m=内枠有利という印象が強いかもしれない。しかし
日経賞は、雨の影響を受けやすい時期でのAコース最終週(9日目)となるため、外枠勢の距離ロスが相殺された結果、上記のような枠順別成績になっているのだろう。
全頭買いで単勝回収率155%、複勝回収率77%と波乱傾向の強いレースだけに、思い切って外枠の人気薄から入るのも面白そうだ。