2017年からGIに昇格した、春の中距離チャンピオン決定戦。さまざまな路線からトップホースが集まるうえ、このレースが年明け初戦という馬も多く、比較の難しい大一番です。現役調教師の通算成績を見ると、
池江泰寿調教師が3勝、
音無秀孝調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング1位(着度数順、3月28日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング1位の
矢作芳人厩舎から
コントレイルが、今年度2位、昨年度2位の
友道康夫厩舎から
アドマイヤビルゴ、
ブラヴァス、
ワグネリアンが、今年度13位、昨年度3位の
堀宣行厩舎から
サリオスがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、その中から特に注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、マイル以下のGIを4勝している
グランアレグリア、昨年の3歳牡馬クラシック三冠馬
コントレイル、一昨年の
朝日杯FSや昨年の
毎日王冠を勝った
サリオスなどに人気が集まりそう。今回は、その中から
サリオスの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
サリオス■調教師:
堀宣行■騎手:松山
■間隔:中18週
■場所:×
■条件:×
■ローテ:◎
■騎手:◎
【注目馬解説】
堀宣行調教師は阪神のレースで複勝率21.7%、複勝回収値66円。近年は京都を含む関西圏のレースでやや複勝率が下がっている。
サリオス自身は2歳時に
朝日杯FSを勝っているものの、2度目の関西遠征となった前走の
マイルCSは5着どまり。本命党からも穴党からも注目を集めそうな立場だが、過信禁物と見ておきたい。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開。また、上記以外にも3頭の注目馬解説を収録しました。記事本文は以下よりご覧いただけます。