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【桜花賞予想】アーモンドアイが変えた流れ 魅力的な直行組と気になる前哨戦組

  • 2021年04月09日(金) 21時05分
 阪神ジュベナイルフィリーズの1・2着馬が揃って直行となった2021年の桜花賞。そしてこの4ヶ月の間、ステップレースからも次々と桜の女王候補が誕生したが、これをどう考えるか。前哨戦を“正攻法”で仕留めてきた福島民報・高橋利明記者がこの一戦を展望する。

アーモンドアイが変えた流れ

 編集の方に桜花賞ステップ重賞をすべて的中したとうかがって驚いた。自分では全く意識がなかった。振り返ると確かに当たっていた。しかも、昨年のファンタジーS以降の現3歳世代の牝馬重賞はフェアリーS以外プラスだった。当たるコツと言われても自分の予想は正攻法だ。変わった予想をしているつもりもない。桜花賞は2018年と2019年に的中と言われても、2018年は恥ずかしながらアーモンドアイにたった1度本命を打たなかった痛恨のレースで、2019年はクロノジェネシスが本命だった。果たしてお役に立てるのか。

 とはいえ、確かに桜花賞との相性は悪くない。阪神JFは得意だ。阪神芝が2006年12月に改修されて直線の長い外回りのマイルで行われるようになって紛れがなくなった。2007年ウオッカ、2009年ブエナビスタは阪神JFの時点から本命だった。阪神JFと桜花賞は同じ舞台で結果が直結する。2戦とも漠然としているが決め手とスケールを重視する。短距離志向ではなくマイル以上の適性を評価する。桜花賞チューリップ賞組が優位なのはやはり阪神の外回りのマイルだからだ。

 しかし、近年は傾向が変わった。トライアルに出走しない有力馬が増えた。アーモンドアイ桜花賞で2番手にしたのはシンザン記念からの直行だったからだ。アーモンドアイが流れを変えた。以降、グランアレグリアデアリングタクトトライアル不出走組が勝っている。

 阪神JFを勝ったソダシとハナ差2着のサトノレイナスが直行で臨む。ソダシは安定した先行力があって崩れないが、ディープインパクト産駒らしいスケールと末脚があるサトノレイナスに魅力を感じている。

 今年のチューリップ賞は小粒。1着同着2頭はメイケイエールが折り合い、エリザベスタワーが操縦性と弱点を抱えている。伏兵で注目したいのもやはり別路線組だ。クイーンC組は勝負強いアカイトリノムスメより上積みが見込めるアールドヴィーヴルか。紅梅Sで圧巻の強さを見せたソングラインは昨年のデアリングタクトのムードがある。

(文=高橋利明)

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