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【桜花賞】栗東レポート メイケイエール

ラジオNIKKEI
  • 2021年04月07日(水) 15時20分
4月11日(日)に阪神競馬場で行われる桜花賞(GI)に出走予定のメイケイエール(牝3、栗東・武英智厩舎)について、追い切り後の武英智調教師のコメントは以下の通り。

「厩舎の本追い切りが土曜日なんですが、先週と先々週が前に馬を置く形で最後まで抜かない、という追い切りをして、水曜日は先週まで単走だったんですが、今日は前に馬を置いて噛み具合とか、抜けてから追いかけられる感じとかを見たかったんですが、予定通り調整は出来ています。

前走は休み明けだな、という感じもあったんですが、1度使ってガス抜きも出来て、体調も見るからに良くなってきていると思います。先週の時点でいつでも競馬に行けるくらい仕上がっていたんですが、今回はGIなのできっちりその後も緩めずにやってきています。

(前走は)枠順も内でしたしペースも遅くて、道中で騎手と馬が喧嘩する形になってしまい、他の馬やジョッキー、厩舎サイドに迷惑をかける形になり、その辺りは申し訳なく反省点が多かったんですが、馬はそういう状況でも勝ち切って一生懸命走ってくれたなという感じですね。

あの子の一番のセールスポイントは勝負根性、負けん気の強さだと思っています。本当は正直レースを見てて止まるなと思ったんですが、坂下からまた差し返した感じは改めてすごい馬だなと思いました。

贔屓目に見ているわけではないですが、(ポテンシャルは)抜けた存在ではないかと思っています。

元々あの子は折り合い面が課題だったので、前走まではクロス鼻革をつけたりしていたんですが、今回はいろんな意味で気分良く競馬に向かいたいということで、一度全部リセットしてシンプルな感じでやっています。ハミの素材だけ銅が入ったものにしているんですが、それ以外は特にシンプルにしています。

前走はスタートで出てくれたのと、小細工というか終いにかけようとするとああいう競馬になってしまうので、今回はスピードを活かすというか、気分良く競馬で走ってもらいたいなと思ったときに、逆に何もいらないんじゃないか、という判断に至りました。

前走と一番違う点は鼻革なんですが、クロス鼻革は制御力が強く、馬が走っている感じが嫌々走っているように見えましたので、今回はシンプルにして、横山騎手にも『シンプルがいいよ』と言われたので迷いなくシンプルにしています。

能力があるので素晴らしい動きをしています。

阪神の外回り1600メートルは2度経験しているんですが、1回目は大外枠で2回目は最内枠だったんですが、前走くらいのスタートが切れるなら外枠からじわっと気分良く行くのが理想かなと思うので、枠順が気になるところではありますね。

前走まで手綱を取っていただいた武豊騎手もそうですし、横山典弘騎手も僕の憧れの存在でありますし、厩舎としても開業してまる3年ですが、タイトルが欲しいな、勝ちたいなと考えたときに、ジョッキーの選択は横山典弘騎手でした。

馬の気持ちを最優先で競馬される方なので、こっちの固定観念も取り払われるというか、あっと言わせる方なので感性に任せて競馬していただけたらなと思います。

競馬だけ見ていると暴走気味でしたり、気性面が激しいのかなと思われがちなんですけれども、お嬢様気質の可愛い子で、(周りからは)いろいろ凄い馬だね、と言われるんですが、スマートな勝ち方で凄い馬だと言われるように、それだけを考えてやっていますので、応援していただけたらなと思います」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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