11日に阪神競馬場で行われる
桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる11回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
ダイワメジャーが続き、2回が
キングカメハメハ、
ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は[5-4-2-28]。産駒初のGI勝ち馬となった11年
マルセリーナにはじまり、12年
ジェンティルドンナ、13年
アユサン、14年
ハープスター、19年
グランアレグリア、と実に5頭もの馬が勝ち馬として名を連ねている。好走馬の脚質や人気もさまざまで、昨年は9人気
スマイルカナが3着に逃げ粘っていた。今年は
アカイトリノムスメ、
エンスージアズム、
サトノレイナスの3頭が特別登録している。
クロフネ産駒は[0-1-0-10]。好走例は1人気に支持された11年2着
ホエールキャプチャに限られる。ただし、上位人気に推された馬自体が少なく、13年
クロフネサプライズ(1人気4着)、19年
ビーチサンバ(4人気5着)と下馬評の高かった馬は及第点の内容は示せていた。今年は
ソダシが当てはまる。
初出走となる
ミッキーアイル産駒は上位人気を担う
メイケイエールほか、
ミニーアイルが出走予定(同産駒のコース成績は[2-0-0-10])。
ミッキーアイル自身はマイルGIを2勝した実績があり、存在感を放つ
ディープインパクトの後継種牡馬としても注目度は高い。
キングカメハメハ産駒は[1-0-1-2]。15年
レッツゴードンキが鮮やかな逃げ切り勝ちを収めるほか、16年
アットザシーサイド(6人気3着)は単勝1.5倍の
メジャーエンブレムに先着し、3強の一角崩しとなるヒモ荒れを演出してみせた。今年は
アールドヴィーヴル、
ククナの2頭が該当。