4月8日(木)に
船橋競馬場で
京成盃グランドマイラーズが行われる。これまでは6月に開催されていた当該レースだが、施行時期が4月にスライドし、SIIIからSIIに格上げされた。
今年は8頭立てと少頭数に加えて、出走メンバーをみても力の差がハッキリとしている印象で、昨年の覇者
カジノフォンテンを中心視する。
3歳時クラシック戦線では結果を出せずにいたが、昨年のこのレースで重賞初勝利を挙げると、
勝島王冠で2つ目のタイトルを獲得。続く
東京大賞典ではゴール前
オメガパフュームに食い下がって差のない2着と、中央勢相手にも力が通用することを証明した。前走の
川崎記念では先手を主張すると、最後の直線を向いても後続馬を寄せ付けることなく、2着の
オメガパフュームに3馬身差付けて
東京大賞典での雪辱を果たした。
今回は南関勢同士で相手関係は一気に緩和されるし、仕上がりも良さそうで死角は見当たらない。
相手は2、3着馬探しだが、最も注目しているのは
タービランス。今年8歳でも年明け初戦から
報知オールスターカップを制し、
川崎記念でも4着と全く衰えを感じさせない走り。船橋コースでは3戦3連対で、
報知グランプリカップを勝っていてコース相性も良い。これまで数々の重賞に出走して、南関同士の重賞では馬券圏内を外したのが昨年の
ブリリアントカップだけということからも馬券圏外に沈むことは想像しがたい。
ただし
タービランスはマイルが18年3月の柏の葉オープンぶりになるので、久々のマイルを苦にした場合には、マイルがベスト条件である
グレンツェントが優位となる可能性もある。転入後の重賞2勝はいずれもマイルだし、以前より走りにも安定感が出ていて買い目には入れておきたい一頭。
上記3頭でほぼ決まるとみているが、割って入るとすれば
アクアリーブル。昨年は
桜花賞、
東京プリンセス賞を勝って2冠を達成。
関東オークスでも中央馬相手に2着と好走した。前走の
トライアルでは牡馬相手に連対圏を確保していて、スムーズに先行していければ残り目も。
馬券は
カジノフォンテンを1着固定で、2着に
タービランス、
グレンツェント、3着には2着に入れた2頭に
アクアリーブルを加えて3連単フォーメーションで狙いたい。
(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)
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