10日に中山競馬場で行われるニュージーランドT(3歳・牡牝・GII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが4番。3回で3番、5番、9番、12番、16番が続く。一度も馬券に絡めていないのは10番と13番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-16/17 複勝率5.9% 複勝回収率18%
2枠 1-4-3-12/20 複勝率40.0% 複勝回収率229%
3枠 3-1-2-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率85%
4枠 1-1-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率107%
5枠 0-2-1-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率40%
6枠 2-0-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率27%
7枠 1-1-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率19%
8枠 1-1-3-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率64%
【偶数・奇数】
偶数 6-6-6-59/77 複勝率23.4% 複勝回収率95%
奇数 4-4-4-67/79 複勝率15.2% 複勝回収率55%
構造的に内枠有利になりやすい中山芝1600mのレースにしては、3回も大外16番が馬券絡みを果たしており、内外満遍なく馬券になっている。19年は1→3→4という内枠決着だったが、20年は一転して11→14→16と2ケタ馬番が馬券圏内を独占した。
枠順別成績では、2枠が複勝率40.0%、3枠が複勝率30.0%と好調。基本的には、先週のダービー卿CT同様、「内過ぎない内枠」が有利だ。1枠からは19年
ワイドファラオが4番人気1着しているのみで、5番人気以内に支持された馬に絞っても[1-0-0-7]。内枠の有利さよりも揉まれ込んだ際の不安定さの方が目立っている。唯一馬券に絡んだ
ワイドファラオは逃げ切り勝ちだった。
また、偶数奇数を比較すると、好走率、回収率とも偶数が明らかに良い数字となっている点も頭に入れておきたい。