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【桜花賞】ソダシ伸びしろあり 獣医師も認めた!厳しいトレーニング「すごく耐えた」

デイリースポーツ
  • 2021年04月10日(土) 07時00分
 「桜花賞・G1」(11日、阪神)

 白毛馬初のクラシック制覇へ向け、無敗の2歳女王・ソダシが登場。注目が集まるヒロインを連載する。

  ◇  ◇

 「こんなに白いとは思いませんでした。第一印象は“まぶしかった”ですね」。明るい表情でそう話すのは、ソダシを担当するレーシングメディカルサービスの平健三郎獣医師(65)。JRA診療所を15年務めた後、94年に独立して開業。ホースマンたちの信頼は厚く、現在はソダシのほかにクロノジェネシスダノンスマッシュも担当している。

 ソダシの特徴について、平獣医は「賢いですね。治療をしていてもじっとしている。恐らく、競馬もそうなんでしょう。そういう面は長所でしょうね」と話す。肉体的にも「最初から心臓はいいと思いました。柔らかさもあるし、健康です。だから、これだけ攻められる。欠点がないというのは能力ですよ」と力説する。

 「“攻める”という言葉は好きですね」。その真意はこうだ。「まだ3歳の完成されていない時期ですし、伸びしろを考えれば攻めないと。故障のリスクも考えながらスタッフの意見を聞き、微妙なところを修正する。いい競馬をするためにみんなで考える。その一員になれることが喜びです」

 桜花賞へ向けて、2歳女王は厳しいトレーニングを積んできた。「すごく耐えた。須貝先生が鍛え上げてパワーアップしています。攻めれば疲れも出てきますが、そこをケアするスタッフの努力もすごい。レースが楽しみですね」。まぶしい白毛馬がトップでゴールするシーンを、ベテラン獣医師は心待ちにしている。

提供:デイリースポーツ

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