「
アンタレスS・G3」(18日、阪神)
直線に向いて鞍上の手が動くと、あとは後続を突き放す一方だった。1馬身3/4の着差が示す以上に、危なげなく押し切った
テーオーケインズ。1番人気に応えてあっさり重賞初制覇を果たした。
テン乗りの松若が胸を張る。「(仕掛けは)少し早いかと思いましたが、能力を信じて乗りました」。強気の組み立てでスケールの大きさを示した。
高柳大師にとっても重賞初制覇。3月には兄・高柳瑞師がフラワーCを
ホウオウイクセルで重賞初タイトルを手にしていた。くしくも冠号「ホウオウ」の小笹芳央オーナーと「テーオー」の小笹公也オーナーも兄弟。「兄の重賞制覇を受けて、オーナーとも『一緒に頑張ろう』って話していたんです」と目尻を下げた。
指揮官は今春の目標を問われ、「
帝王賞(6月30日・大井)には行きたい。賞金的にどうなのか分からないけれども。この内容なら」と意欲。仁川で生まれた新星の動向に注目が集まりそうだ。
提供:デイリースポーツ