「フ
ローラS・G2」(25日、東京)
前後に他馬のいない時間帯。
オヌールは21日、静寂に包まれた栗東坂路を弾むような脚取りで駆け上がった。終始、自分のリズムを保って登坂。しなやかな走りで4F53秒8-39秒5-13秒2を計時した。
「先週、ジョッキーが乗って感触をつかんでくれていますからね。だから単走でサラッと。輸送をクリアできれば、能力を発揮してくれると思います」。見届けた友道師は納得の表情だ。
全姉
デゼルは2020年、デビュー2連勝で
スイートピーSを制し、樫のタイトルに
アタック。結果は11着も、21年に入って躍進し、今春の阪神牝馬Sで重賞初V。ヴィクトリアMの有力候補に躍り出ている。師は「姉同様、長くいい脚を使えますから、東京コースは合いそうです。レースの上がりを見ているとまだ余裕がありますから、何とか次へ」と意欲をのぞかせた。鞍上は目下4週連続でJRA重賞を制している川田。姉を重賞ウイナーへと導いた名手を背に、府中決戦への切符をつかむ。
提供:デイリースポーツ