25日に東京競馬場で行われる
フローラS(3歳・牝・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ハービンジャー、
ステイゴールドが続き、2回が
ヴィクトワールピサ、
キングカメハメハ、
ハーツクライ、
ルーラーシップ、
ダイワメジャーとなっている。
ディープインパクト産駒は[2-1-2-17]。13年
デニムアンドルビー、18年
サトノワルキューレの勝ち馬2頭は1人気、2・3着に好走した残り3頭のうち2頭が2人気だが、16年には13人気の
アウェイクが3着と激走していたことにも気を配りたい。今年は上位人気と目される
オヌールほか、
ジェニーアムレット、
スノーハレーション、
パープルレディーが特別登録している。
初出走となる
ゴールドシップ産駒は
ユーバーレーベン、
スノークォーツの2頭がスタンバイ。同産駒のコース成績は[2-0-5-16]となるが、内訳を見ると牡馬が[0-0-4-12]複勝率25.0%であるのに対して、牝馬[2-0-1-4]複勝率42.9%と牝馬優位な傾向が見受けられる。ほか、
フローラSは
ステイゴールド系が[1-2-1-6]複勝率40.0%と好相性を示していることも追い風となりそうだ。
スクリーンヒーロー産駒は[1-0-0-3]。昨年、4人気
ウインマリリンが勝利しており、手綱を取った
横山武史騎手ともども重賞初制覇を飾ることとなった。なお、残り3頭は2ケタ人気の人気薄だったが、19年
ウインゼノビアは12人気ながら勝ち馬から0秒4差と善戦している。今年は
クールキャットが出走予定。
ハーツクライ産駒は[0-2-0-21]。
ディープインパクト産駒を上回る出走数を誇るが、好走率は低調と言わざるを得ない成績だろう。とはいえ、15年
ディアマイダーリンはクビ差、19年
シャドウディーヴァはハナ差の惜敗なので、いつタイトルに手が届いても何ら不思議ない魅力はありそうだ。今年は
オメガロマンス、
ララサンスフルの2頭が該当する。