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【福島牝馬S予想】長い直線が向いている良血が重賞初制覇へ/JRAレース展望

  • 2021年04月24日(土) 09時31分
 新潟競馬場で行われる福島牝馬S。優勝馬にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が付与されるレースで結果的には同じワンターンのトライアルレースとなった。注目だ。とはいえ、新潟競馬場の外回り1800mコースは上級条件戦ではあまり使用されることはなく、レース傾向がつかみづらい。

 基本的な考え方として、ワンターンの1800m戦は中だるみのペースから瞬発力勝負になることが多い。しかし、今年の場合はそうした競馬にしたくない馬がペースを握る可能性が高く、レースの難易度をさらに上げている。いずれにしても福島競馬場で行われてきた同名レースとは求められるものが異なるレースになると考えることが自然だろう。

 ◎ドナアトラエンテは、結果的に出走取消となった百日草特別を除き、デビューから一貫して芝1800m戦を使われて10戦4勝2着4回3着1回。重賞初挑戦のうえに不良馬場に見舞われた前走を除いて馬券の対象から外れていない。これまでの成績が示すとおりに堅実な馬だが、どちらかといえば緩急のペースに対応できるような器用さが求められるレースよりも、ジリジリと伸びて力でねじ伏せるような競馬を得意とする。長い直線コースはあっている印象だ。

 先手を取りたい〇ロザムールはスローペースからの瞬発力勝負よりは、後続の馬に、早めに脚を使わせたいタイプ。未勝利脱出まで時間は要したが、その後は12戦して掲示板を外したのは2回だけという堅実派。新潟競馬場は初めてだが、昨年6月の江の島Sでは昇級戦ながらも先手を取って2着。早めに来られる小回り競馬よりも、長い直線コースの方が持ち味をいかせそうだ。

 ▲パラスアテナ紫苑S2着馬。このときはシーズンズギフトマジックキャッスルに先着しており重賞級の能力を持っている。3歳春のカーネーションCは半マイル46.7秒〜6ハロン通過71.3秒の中だるみペースだったが、33秒3の末脚でセイウンヴィーナス以下に完勝。ワンターンに対する適性の高さを垣間見せている。

 △ムジカは使える脚が短く、自分でレースを作れない弱みがあるので1勝クラスでも2着ながらローズS2着。3勝クラスでも2着。勝ち味に遅いが堅実だ。

 △クラヴァシュドールは一昨年のサウジアラビアRC2着馬で、昨年のチューリップ賞2着馬。阪神ジュベナイルフィリーズは勝ち馬には離されたとはいえ、2着マルターズディオサからはハナ差の3着だった。どちらかといえば瞬発力勝負のほうが持ち味を生かせそうだが、そういった展開になるかどうか。

 3勝クラスを勝ったばかりだが、1800m戦は6戦して4勝2着1回3着1回と得意としている△ミスニューヨークも侮れない。

※追記:クラヴァシュドールは出走取消となりました。

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